曖昧な表情の君の裏の顔を描きたい。 | 今こそ、私に跪け

今こそ、私に跪け

弾語画家 ヒキガタリガカ
澁谷瑠璃 シブヤルリ

和風オカルトグランジロックバンド 瑠璃奴隷 の教祖・瑠璃様によるライブレポート

抱き締めて殺してあげましょう

三角形という図形が好きだ。

 

丸でもなく、バツでもなく、三角が。

 

彼は白でも黒でもなく、100でも0でもなく、正解か不正解かでもなく、まともか悪かでもなく、そのどちらの可能性をも孕んでいる。

 

 

また彼には、階級がない。

 

ヒエラルキーは三角形の構造をしているが、時に脆い。

 

三角形の底辺が変われば、頂点は一瞬にして変わる。

 

 

私は三角形を愛しているし、三角形のような世界になることを望んでいる。

 

 

 

 

 

「誰が催眠術をかけた

oil on board (sold out)

 

 

 

 

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この世で一番好きな形。

 

それは、三角形である。

 

マル○でもなく、バツ×でもなく、ましてやニジュウマル◎でもなく、サンカク△なのです。

 

 

○をつけられれば嬉しくなり、

 

×と宣告されれば諦めもつくが、

 

△と言い渡されたらどうだろう。

 

 

そのとてつもない中途半端具合に、きっと誰だってどうすることもできない。

 

 

正解でもなければ、不正解でもない。

 

シロでもなければ、クロでもない。

 

 

少し曖昧に下すその答えが、私は好きである。

 

 

けれど、最初は三角形にはそんな役割は与えられていなかっただろう。

 

 

四角形や、五角形とかと仲間だったのに、突如○と×の間の位を与えられたよう。

 

 

けれども、△はとてつもない力を秘めている。

 

 

グレーの役割を背負いながら、その裏では、また別の顔が姿を見せる。

 

 

 

今はまだ、表の顔の三角形。

 

いずれ完成するこの絵には、三角形の裏の顔も描写されている。

 

 

 

 

「誰が催眠術をかけた」 (加筆中)

 

 

 

 

 

pyramid crystal