近未来テクノポップユニットというコンセプトイメージに立ち返った感じもありますけど、
ギリギリこれまでのJ-POP寄りの路線からから離れすぎないようにしてる印象もありますよね。
Perfumeはずっと続いて欲しいのでなるべく一瞬の快楽に走るような尖がったことは程々にしながら上手くやっていって欲しいなあと。


で、PVなんですがこれの面白いのはレトロな近未来テイストですよね。
無数に走ってるぐしゃっとした配線コードやアナグロなメーターの針。

「コン、ピュー、ター」って感じのこの絵(笑)
さすがにロールまでやると狙い過ぎですがこのくらいが丁度いい感じ。
今になって大真面目に近未来空間でアプローチするのかがいかにダサイのかが良くわかってるというか。
(まあそれはそれで見て見たい気もしますけど)

このわかりやす過ぎる受話器がね、笑っちゃうけどいい感じ(笑)


そして全編通して出てくるハートのイメージ。
これは内容を見るに「生命=ハート=恋」と連なったイメージとしているようですよね。
このアンドロイドとしてのPerfumeは過去MMIKIKO先生が演出する上で好んで使ったマネキン=アイドル=Perfumeのようなメタファーとも違ってシンプルにレトロでアナログ感のある機械仕掛けとしての生命を演出してる感じに見えますね。
で、YAHOOの記事によると「メンバーがアンドロイドに扮し、研究所でいつか人間になれたらいいなと願う切ないストーリー仕立てとなっており・・・」とあるじゃないですか。
ちょっとしっくりこないんですよ。ラストがああだから(笑)
僕には機械が生命を作ろうとしているストーリーに見えるんですよ。
そうしてストーリーを追うとラストも納得いくんです。

最初にロボットアームがエンターキーを押すことで始まるストーリー。




着々と作業が進んで行くんですが・・・


まだ自我に目覚めていなく、ハートを見ても「?」なシーンが続くと。
この時のハートは何を指しているのかがわからないんですがたぶん恋でもあり生命でもあり・・・その両方の象徴だと思うので。でもその自覚がまったくないんですよ。そういうシーン。


で、自我に目覚め、恋をしますよね。
なにやら約束を取り付けたり、オシャレに目覚めたりするんですが・・・。

恋するときめきを知り、人間らしい生き生きとした表情がどんどん出てくる機械仕掛けの人間なんですが、悲しいかな自分達が実は機械なんだという事はきっと気が付いてないままなんですね。
ハートに「?」だったように自分に宿った生命に関してまったく自覚がなく、人間らしく動き始めても頭はまだどこか生まれたての赤ちゃんの状態というか(笑)



「何このコード、これからデートなのにヤバクなーい?邪魔じゃなーい?」かどうかはわかんないけどそんな素朴な疑問が湧いたんですね。自分が機械仕掛けだとも知らないで。
そして抜いてみたら全部停止しちゃったと。そんな悲しいオチ。

しかしこれがリピートで見ると、またロボットアームがエンターキーを押すところから始まってまた3人を一から動かし始めるんですよ。
そんなエンドレスにも見られるという。
これが人間になりたいと願ってるアンドロイド3人の主観のストーリーだったら機械である事に自覚があるわけだから自らプラグを外すシーンにちょっと流れ的に疑問が出てしまいますよね。
ちょっと自然な理由が見つからないなあと。
まあでも面白いPVでした。

スタートレックファンからすると3人が「ボーグ」に見えてしょうがなかったです(笑)

体が光る表現はキカイダーの主題歌に秀夕木の渋い声で「電流火花が体を走るぅ」のそのまんまのイメージでかっけーなあと。