そもそもスマイレージって、つんくが「大人数にするつもりは無かった」と言っていたように、エッグ精鋭の新たなユニットにあたり娘。ベリキューとは違うカラーでいきたかったんだろう。

少女達が音楽の可能性を引き出してくれると言うつんくのやり方は、一曲ごとにこの子達だからこそのテーマ性と世界観を作れていると思う。
しかしスマイレージはどうだったかと言うとインディーズから約2年半、子供路線、少女漫画路線からそれ以上のはみ出し方も膨らみ方も無く、良曲は多いものの反面ユニットの持つ世界観のふり幅や奥行きが感じられなかった。
ユニットに階段を上るようなサクセス、ドラマ性も無い。
僕には展開に起伏がなく平坦に見えていた。
つんくのメンバーにインスピレーションを貰って曲を作るということは、世界観の小ささもメンバーがそうだからと言うことになる。
だから「ぬるま湯のサークル活動」と評したのは半分本音だろうとは思う。
しかしだ、
Berryz工房はどうだったかというと、デビューしてから2年半くらいはまだメンバーの大半が小学生、年長組みが数人中学生だったくらいで世界観の広がりを身も心も未発達の子供たちから捕まえるのは難しかったんじゃないか。

しかしどういう曲をやっていたかというと
『ファイティングポーズはダテじゃない!』『スッペシャル ジェネレ~ション』『ジリリキテル』
カップリングでは
『かっちょええ!』『恋してる時はいつも…』『にぎやかな冬』
アルバムにいたっては
『恋はひっぱりだこ』『蝉』『女子バスケット部~朝練あった日の髪型~』『さぼり』
などなどどれも良曲な上、そのバラエティーさが子供という世界観をうまくはみ出させていた。
たぶん「子供」というとても大括りなテーマが、逆にイメージを自由に広げられたという事もあったかもしれない。
ベリキュー双方に言えるけどメンバー内に歌えない子、美少女的ルックスではない子もうまく使うことで他では見られない魅力的なユニットを作り上げてきた自負はあったろうと。
ただ、スマイレージの場合はエッグの精鋭。
基本的に歌って踊れる美少女達を最初から選んだわけだ。
この子達を使ってこれまでと同じようなことをせずに新しい可能性を模索したんじゃないかと。
それが結果的に型にこだわってしまい世界観の小ささを招いたんじゃないかなあ。
んがしかし・・・、
今年に入って実質シングル売り上げが頭打ちになっていたり、売り上げ累計枚数ワースト更新の状態を考えれば想定外の小川紗季脱退、新メンバーオーデ、サブ→正規加入というドラマ性は結果的にスマイレージの関心度を一時的に上げる事になった。
そして一番の衝撃はその後発表されたゆうかりん、まさかの卒業なわけなんだけど・・・。
ふたを開けてみたら結局大人数で玉石混在のまさにハロプロらしいユニットになってしまった現在のスマイレージ。
んがんがしかしその新メンバー、
まだ中学1、2年生ですでにタケ、めいめい、りなぷ~と大きな可能性を秘めたメンバーと、かななんというこれまたどこにもいなさそうなトリックスター。
そんな魅力的なタマゴ達がそろってるじゃないか。
きっとまたメンバー募集はすぐにはしないんじゃないかと。とすると、
モーニング娘。が9期が加入するまでの約4年間、新メンバーを加入をさせないまま一つの成熟したパフォーマンス集団に作り上げたように、それとはまた違う一つのパフォーマンス集団に数年後には成長する可能性を秘めているんじゃないか。
それだけの素材は揃ってると思うんだ。
逆にこのメンバーでそれが出来なかったらつんくはバカだ。

いや・・・うそです。スマイレージをよろしくお願いします。
いやいやホントに。