ざっくりですが感想としては他の方も記事にされてましたけど動きがないですよね。惜しいなあと言う感じ。
で、映像的に動きがない分世界観、ストーリーに関心を持っていくことになるんですが・・・、
好奇心で扉を開き、外の世界を知るんですが本当は知らない方がいい。
でも知ってしまったと。
で、今度はまた好奇心で扉を開くとそこは依然いた世界だった。
で、また最初に戻り多分延々と繰り返してしまうというストーリーですが・・・。
歌詞のキーワードは「好奇心」。でもPVのストーリーのテーマも「好奇心」なんですがもっと動機になってる「退屈」が生かせればなあと。



この現実味のない部屋の中はおもちゃっぽくミニチュアにも見え、そこに存在しテーブルの上でダンスする様は3人が同じ現実味のない世界観の存在だという事を印象付ける絵ですね。
たぶんおもちゃのように小さいサイズなんですね。部屋はドールハウス?
でもきっとイメージは「不思議の国のアリス」ですよね。




で、そのテーブルの上でダンスさせ、ぐちゃぐちゃにする。
しかしこういった無機質の中にわざと生々しい質感、リアリズムを持っていくのは生理的嫌悪感、グロテクスさを好んで表現するチェコのアニメ作家ヤン・シュヴァンクマイエルですよね。

このカットはそのまんまシュヴァンクマイエルが「不思議の国のアリス」をグロテスクに映画にした『アリス』そのままなんですが、どうせならもっとその辺のインスパイアされたシーン、遊び心が全編に入っているともっと引っ掛かりがあっていいんだけどなあと。




「退屈」と言う動機と、好奇心のスパイラルにより「退屈」だったはずの世界に結局戻ってしまうという着地なんですが、もう一つ同じ着地になる別のきっかけが加えられればなあと。
アリスのうさぎとか、退屈から抜け出るきっかけのような。胡散臭い鳥に耳元で囁かれるとか。
で、好奇心に負け新しい世界で楽しむんですが結局また退屈になりまた好奇心から扉を開けると元の世界だった・・・とか。
自分が否定した状態に自分が陥ってしまうと言う人の愚かさを描いたSF映画の『サイレントランニング』みたいな。
まあでもPerfumeのPVではカラフルな色を好んで使う関さんとは違ってパステル調の画面は新鮮だったし、なによりかしゆかがかわいいなあと。