今回は何と言ってもあのオープニングに驚かされました。
え!絵が違う!?
いつもと違う音?ピアノ??
これは何???と
ピアノの綺麗な旋律と共鳴するような繊細で新しい世界が広がっていくアニメーション。
感動で涙が出そうになりました。
もともと昔ピアノを習っていたこともあって、ピアノの音が大好きなんです。
それに加えて、タイトルバックもものすごく綺麗で言葉にできないくらい感動しました。
終わってからこれがこの回だけのスペシャル・エディションだということを知り、製作に携わる方々のこの作品にかける思いが伝わってきて、さらに感動しました。
本当に素晴らしい神回でした。
物語は駆け足で10年以上が進むので途中飛ばされてるエピソードもあるようですが、歴史に疎い私としては全く問題ないし大好きな平平コンビの最後が丁寧に描かれていて満足でした。
丁寧、というとちょっと語弊があるかもですが。
どうする家康に限ってはこの二人の友情にスポットが当たる回が随所にあったため最後に2人が槍でやり合ってさらに2人が殿を主君と認めた瞬間を分かち合ったりと、どうする家康ならではの2人の関係性、最後が描かれたことに感謝です。
その中でちゃんと直政の最後も描かれていて、家臣団の結束が伝わってきて素晴らしかったと思います。
この回では於大の方様もお亡くなりになり、せつない回でもありましたが、暗くなるわけではなくそれぞれの家康との関係性を明るく切なく、そして厳しく描かれていて楽しかった。
お気に入りはやっぱり於大の方と寧々様の会話で「本当は兎年だった」ということを初めて知った時の家康の表情。
「そなたはいつまで虎と信じておったのかの」
「こんにちまで」
「今の今まで信じておりました」
その時の家康の表情がまさに「白うさぎ」そのもの。
幼いころの、あの頼りない白うさぎの表情でめっちゃ可愛かったですw
それにしても幼い少年のころからおじいちゃんになったここまで、髪型やメイクのせいだけじゃなく潤ちゃんの演じ分けが本当にすごい。
表情、所作、声、すべてが違う。
何より違うのが、あの「目」。
「目千両」とはよく言ったもの。
そこはメイクではどうにもならないもの。
目の表現力が本当にすごい。
若いころにはなかった凄味が生まれ、言葉に説得力を持たせる。
もちろんこれまでも潤ちゃんは俳優として素晴らしかったと思うけど、さらに何かを掴んだ感じ。
この作品の中、辛いこともたくさんあったと思うけれど、得たものもたくさんあって、きっとこれからの俳優松本潤をより一層輝かせる宝物を手に入れたんだろうなと思います。
あと残り僅かですが、まだまだ初めて見る松本潤がいるんじゃないかと期待しています。
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