サムネイル

ご訪問ありがとうございます

本日もとりとめなく

問わず語り

 

 

 

 TODAY'S
 
菜種梅雨

 

 

 

桜は咲き始めてます

なれど

週末にかけて雨が続くそう

 

「菜種梅雨」と文字を打っていて

ふと思いました。

菜の花が咲く季節の雨ならば

「菜花雨」という字面の方が

美しいのに・・・・

調べてみると

催花雨(さいかう)という言葉が

あるそうです。

「さいか」は「菜花」と音は同じ

菜の花だけでなく

桜の花の開花も促す雨

多くの花を咲かせる方が

意味に広がりがあって

良いですね。

雨の名前を知ると

鬱陶しい長雨も

愛おしく感じますね。

日本語って美しいなあ

 

 

四月四日は

二十四節気 清明

万物が清々しく明るく美しいころ

満開の桜が咲くころ

今年はまさに暦通りになりました。

ただ雨が続くので

お花見はお預けです

 

 

 

サントリーホール前カラヤン広場

本物の桜の樹がディスプレイ

 

3月30日(日)

東京交響楽団 

第718回定期演奏会

指揮:原田 慶太楼

ピアノ:オルガ カーン

 

①藤倉 大:Wavering World

②ジャン シベリウス:

交響曲第7 ハ長調 op.105

③セルゲイ ラフマニノフ:

ピアノ協奏曲 第2番 ハ短調 op.18

 

①はシベリウスの7番と共演できる為に

藤倉氏が作曲依頼された曲。

直接引用を避けながらも

漂うような朧げな印象は

シベリウスの世界に共鳴している。

 

②シベリウス7番は当初

「交響的幻想曲」と命名されていたが

標題性がない上

各楽章にソナタ形式、アダージョ、

スケルツォを擁しているので

交響曲として認められた。

とはいえ茫洋と漂うイメージに終始し

幻想的と呼びたくなるのは分かる。

輪郭なく 霧に煙るような印象

 

③ 今回のメインディッシュ

華やかな演目で観客の期待を

一手に引き受けた印象でした。

多分 ラフマニノフの中でも

日本人にはお馴染み、

ソチ オリンピックの浅田真央選手の

フリーの演技曲(第1楽章)です。

オルガ カーンさんのピアノ

正確な技巧に裏打ちされた

華麗な響きが耳に残ります。

特にフィナーレに向けて集中力が

途切れることなく素晴らしかった。

 

今回の演奏会も

心を潤してくれました。

もともとはクラシック好きの

オット供養が目的でしたが

いつのまにか生の演奏で

自分の心が豊かに満たされていく

喜びを感じる大切な時間です。

 

「音の雨」で月に一度だけ

音楽で心が浄化される瞬間は

何物にも代えがたいのです。

まさに恵みの雨

 

 

 

               最後までお読みいただき

               ありがとうございました。