お月見泥棒「お餅つかして〜」 | ひとつまみのスパイス

お月見泥棒「お餅つかして〜」

夜は涼しくなりましたねー。
やっと秋ですか、昼間はまだ暑いけど
日陰に吹く風はエアコンのように涼しいです。



さてさて、もうすぐ
中秋の名月。十五夜ともいいますが。

私の住んでる地域には
「お餅つかして~」と言って、夜に家々を回る行事がありました。


有難いことに、門限が厳しかった私も、この日だけは父親が出してくれました。


当時、スーパーの袋なんてあんまりなかったので、青いゴミ袋を引っ提げて
友だちと夜道を歩きながら


「あの家は高いお菓子をくれる」だの
「あの家の団子は美味い」だの、
「マズイ」だの、

子どもだから許される(?)ような会話を


当時の夜の静けさにしてはでかい声で話しながら


大人も居ないのに歩き回ったものです。


携帯も防犯ブザーもないのにね

今では考えられないかも。


平和な時代でした。




友達の家には必ず行くので、その家の団子の美味さや、お菓子の豪華さ(お金持ちの友だちの家は50円くれたりしました。)
が十五夜あとの
話題バロメーター的なものになったりしたので



路地の中にある街灯が少ない我が家には
なかなか子供はやって来てくれず、

家に帰って、人気のお菓子を
無理を言って箱ごと用意してもらっていたのに・・・



山盛り残ってるのを
さみしい気持ちで眺めたのを思い出します(;_;)



我が家はあんまり裕福ではなかったのに、母親は私の気持ちを汲んでくれて・・・



今の私なら用意しないでしょうね・・・
たって、来るのは隣の子だけですもん。



今もまだあるようですが、世の中は子どもには危険な時代になってきたので、親がついて行く事もあるようですね。

大変です



ちなみに
我が家の子達も小さい時は行かせましたが、「お餅つかして~」を恥ずかしくて言えず、戦利品も一つだけって事もありました。



それを考えたら
あの時の子どもって、たくましかったんでしょうか?


遠慮を知らない?
はたまた・・・



図々しい?(笑)




子供らしいのか。
昔の子供は可愛げがあったのかも。
って、自分でほめときます。(笑)




便利な世の中になったけど、
子どもにはいつの世も
優しい世の中であって欲しいです。



十五夜の思い出
ありますか?



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