一般病棟へ移ってからのリハビリの日々。
理学療法士さんからはリハビリ室での筋トレとバイク以外に病棟を20周、歩く事が課題として出されていました。
ならばと、毎日欠かさず最低60周歩いてました。まともなスピードで歩く事はまだ出来なかったので、高齢者の方にも抜かれながら、点滴棒片手に、ひたすら歩いてました。
そうすると、理学療法士さんからは「そんなに歩いた人は聞いた事がない」、看護師さんからは「病棟のスタッフ含めて、誰よりも歩いてる」と言われました。
1日も早く復帰したかったのと、少しでもいい状態で復帰したかったのが自分のモチベーションでした。
ストーマ(人工肛門)に関しては、最初は違和感しかありませんでした。便やガスに関しては自分でコントロール出来ないので、思いもよらないタイミングで出てくるので、寝る前に処分したと思ったら、また急に出てくるなんて事もありました。それと寝ているうちにガスが溜まってストーマがパンパンに膨れ上がってしまっている事もあり、もう少しガスが出ていたか寝返りをしていたら破裂してしまったのではないかと恐怖を感じました。
そして、何より、ストーマをつけている接着部分がかゆい。張り替えの時が唯一、そこを掻くことが出来るタイミングですが、掻かないように看護師さんに何度も注意されました。
リハビリも順調で体調も少しづつ良くなってきている実感もあり、退院を意識するようになりました。退院の鍵
・お腹のドレーンをいつ抜けるか
・炎症の数字を表すCRPがどれだけ下がるか
・開腹手術をして縫合をしていないお腹の傷がどれだけ塞がるか
ここの状態を見て、退院のタイミングを検討すると言う事になってきました。