妊娠中の糖代謝異常は大きく2つに分けられます。
糖尿病合併妊娠
→既に糖尿病と診断されている女性が妊娠すると網膜症の悪化や腎症などの合併症も悪化し、胎児への異常もきたす可能性があります。専門医と相談しながら計画的に出産しリスクを減らしましょう。

妊娠中に初めて見つかった糖代謝異常
こちらはさらに2つに分けられます。
●妊娠中に診断された明らかな糖尿病(糖尿病の診断基準を満たしており、妊娠糖尿病と区別するべきもの)
●妊娠糖尿病
→妊娠によるホルモンの変化によって、糖代謝異常が生じているため出産後は元にもどる

右矢印①.②いずれもハイリスク妊婦として管理が必要です

ブログでは私もなった妊娠糖尿病について書いていきたいと思います。

診断基準や詳しい事は、私が文字でダラダラ書くよりも医療機関で貰える色々なメーカーさんが作成したパンフレット(こんなやつ)が分かりやすいと思いますウインクキラキラ

リンクで貼ったものは詳しめのものですが、患者さん用にわかりやすく漫画式になっているものなどもあります照れ

どのメーカーさんも分かりやすく、パンフレットをつくってくれていますキラキラ
自分が貰ったパンフレット以外も見てみたい、、、という方は、妊娠糖尿病 パンフレットと検索すると色々でてきたりもします。

じゃぁ貴方は何を書くんだよって話ですが、、、
私の妊娠糖尿病の経過だったり、その時の気持ちだったり、糖尿病を勉強してきたからこそ知っていて便利だったことだったり、工夫の仕方だったり、、、を私の経験をふまえて、ただただ伝えたい事を書いていこうと思っていますニコ

人それぞれ病態や状況が異なると思います。私が学んできた知識や情報を出来る限り正確に書くように心掛けていますが、誤情報や古い情報がございましたら申し訳ございません。ご指摘頂ければ修正いたします。患者様は担当医の指示に従いご自身に合った方法で治療を継続してください。ご考程度にお読みいただき、少しでもお役に立てれば幸いです。

糖尿病は一度診断されると治ることはありません。
寛解(良い)状態を保ち付き合っていくというのが糖尿病。(良い状態を保てば医師の指導のもとインスリン注射をやめ内服のみにする、内服もなくし食事療法と運動療法のみにするなどが可能です。)

その中で、唯一治る(出産すれば元に戻る)のが妊娠糖尿病です。将来の糖尿病への移行率は高いものの、他の糖尿病とは違い治ります。

1型や2型の糖尿病の方たちは、長い経過の中で血糖測定やインスリン注射に慣れていき自分なりの工夫をして、自分に合った方法をあみだしていったりします。

でも、妊娠糖尿病は基本的に出産して胎盤が出てしまえば終わりだから、短い期間で自分に合った方法をあみだすところまでたどり着かず、言われた事を言われるがままにやって、慣れた頃くらいに終わっちゃうんじゃないかなアセアセ

そんな肥満じゃないはずなのに、、、標準体重以下なのに、、、普通の体型なのに、、、

今まで健康診断でも引っかからず、糖尿病と無縁だった方も診断されることがあります。

〜妊娠糖尿病のリスク因子〜
●糖尿病の家族がいる(1親等以内はハイリスク)
●妊娠中に体重が急増した
●高齢出産
●肥満
●巨大児の出産歴がある
●2回目以降の妊娠の場合は1回目に妊娠糖尿病だった場合、また妊娠糖尿病となる確立は高い

お前の生活習慣が悪いからだ、、、などと言われてしまい、嫌な思いをされている方もいらっしゃるかもしれません。

私は旦那に言われました、、、ムキー

確かに、肥満などの場合は生活習慣を見直す必要もあります。が、もはや体質です。標準体重以下でも、生活習慣を気にしている人でもなる人はなります。

妊娠糖尿病は胎盤によるホルモンの影響でインスリンが効きにくくなる病気です。自分を責めないでそういう体質だから仕方ないんだと思いましょうキラキラ

妊娠糖尿病の疑いと言われ心配されている方、不安な方いらっしゃると思います。
知識のある私も不安になりましたガーン

ハイリスク妊婦だとか、この産院では産めませんとか言われちゃうと不安が増大しちゃいますよねえーん

糖尿病内科はちゃんと話しを聞いてくれる先生や看護師、栄養士さんなどがいる事が多いです。療養指導として看護師や栄養士さんと話す時間を設けてくれたりもします。

診察の前にわからない事や聞きたい事をメモに書き出しておくのがオススメです鉛筆
限られた診察時間の中で、聞きたい事を聞き逃す事なく先生に聞く工夫の一つですニコニコ

わからない事や不安な事があったら、遠慮せずに聞いちゃいましょうウインクキラキラ

寒くなってきたので皆さんお身体に気をつけて、身体を冷やさないよう暖かくしてくださいニコニコ