10月26日に開催されます「澤野大樹さんの講演会」によせて

澤野さんが序文を書き記して下さいました。

 

先日、目次程度のものをお願いしましたら

なんと!一講演分かと思ってしまうほどの文章の序文が届きました。

 

どうぞ、皆様ご一読下さいませ!

 

 

みなさん、こんにちは。
澤野大樹です。
さあ、いよいよ福島県二本松にて『第1回』の講演会が開催されます。
二本松の地は、かつての戊辰戦争で「二本松少年隊」が
板垣退助参謀が率いる新政府軍と激戦を繰り広げた場所でもあります。
そして、今回の会場となる「福島県男女共生センター」は、
その二本松の戦いの最後に落城した二本松城のまさに「郭内」にあります。
多勢に無勢の中、二本松少年隊をはじめ、老人から農民までが、
郷土を守るために最後の最後まで勇敢に戦い抜きました。
圧倒的な戦力の差から、二本松藩は全滅となり、多くの兵士が命を落としました。
ここ二本松は、幕末から明治への激動期の歴史の流れに翻弄されながらも、
奥羽越列藩同盟の急先鋒として会津藩、そして庄内藩を守るべく、
武士としての矜持を貫いた忘れ得ぬ東北縄文スピリットの心根の礎なのです。
 
また、ここ二本松といえば同時に、戦後の日本史の中における
思わぬ中心人物のゆかりの地でもある。
戊辰戦争で敗れた二本松藩士の末裔として生まれ、
そして、「戦後最大のフィクサー」と呼ばれた“巨魁”、児玉誉士夫だ。
戊辰戦争で賊軍とされた二本松藩士の末裔が、
こんどは太平洋戦争で賊軍となった日本の「対GHQ」の窓口となり、
そして米国中枢とのパイプを形成し「昭和の怪物」となったのだ。
 
児玉の心の筐底にあったものとは、果たして何か?
もしも児玉に苦悩があったのならば、
その苦悩は、同時に日本政府、日本という国自体の苦悩へと再帰する。
彼を単なる「黒幕」だ「フィクサー」だと片付けることは簡単だ。
しかし、彼の封印されたメンタリティはおそらく手付かずのまま、
この令和の時代においても、それはまさに“怨霊”として
この社会の片隅に蟠踞(ばんきょ)させたまま、
しかし誰もがそれを恐れ、見て見ぬ振りをし続けてきた。
 
このように二本松には、多重的な表情がある。
今の、一見平和なこの世界の景色だけではそれはなかなかわからない。
「縄文スピリットは東北から現れる」と、口で言うのは簡単だ。
しかし、その真髄を体感をもって身にまとうためには、
この地に漂い続ける、封印されたままの無垢な思いについて私たちが思いを馳せること。
そして、できることならば、そのあらましに通暁し、我がことのように共鳴し得るレベルにまで、
私たち自身が成熟し成長し大人になっていたい。
 
私たちの多くは、精神世界やスピリチュアル世界を極めたい、もっと知りたいと思っています。
するとみな個別に各々に興味のある分野を掘り下げていきます。
しかし、それだけでは足りず不充分であることが最近わかってきました。
私たちを構成する素粒子から原子から細胞から肉体はもちろんのこと、
その“外側”と思い込んでいる周囲の環境、地域、そして地球、さらに宇宙そのものまでが、
ひと筋に再帰するフラクタルな直結関係にあるのであれば、
今私たちが生きているこの地、この列島、この地球、
そして宇宙の覚醒はじつは私たちの意識覚醒と同時に起きるということです。
 
つまり、私たちの意識が解き放たれる時には、
つい足元のこの地に封印されたあらゆる“わだかまり”も同時に解き放たれる。
となると、自らを物質的な一個の個人、宇宙から独立した“個”であると錯誤したまま、
どれだけ精神修養を積もうが本を読もうがセミナーに参加しようが、
なんとその私自身の意識覚醒や解放すら起こすことができないことになります。
独りよがりの意識覚醒には限界があるのだということです。
フラクタルに貫かれているスジの一点が詰まっていては解放されないのです。
さあ、ではどうしたら良いというのでしょうか。
目の前の三次元的物質世界の情報への解像度を上げることです。
三次元認識度を格段に向上させることです。
それを紐解き、敷衍(ふえん)していくのが、この福島二本松講演会です。
 
未知なる事実や情報に直面したとき、人はまず衝撃を受けます。
そして、しばらくの間、茫然自失に近い放心状態となることでしょう。
それはきわめて大切なことです。
深い催眠状態に置かれた意識が、目覚める瞬間には衝撃を伴うのです。
しかし、しばらくすると明鏡止水の心境が訪れ、
やがて「自らの如何に無知なるか」を直観するに至ります。
それまで肥大化してきた自己を俯瞰することのできるもう一人の自己に気づくのです。
そうして、ようやく現在の己の「立ち位置」がわかるようになってきます。
私はどこの誰で、どこに、いつ居て、何者であり、何をしているのかが見えてきます。
何者かによって規定されてきた顕在意識の「壁」が崩れていくのがわかってきます。
そして、中心核にある小さなしかし巨大な、
「本音の自己」「本能の自己」「本心の自己」を発見します。
さあ、ここが「スタートライン」となります。
 
小難しいことを書きましたが、
私の“講演会”はこのように些か特殊なものとなっております。
封印された歴史情報から、宇宙の構造から、
政治経済情報から、芸能情報、グルメ情報まで、
あらゆる分野、ジャンルを網羅してお話しさせていただきます。
 
福島二本松での講演では、どのような内容となることでしょうか?
ここに書かれた序文はあくまで序文であり、
当日、果たしてどのような内容になるかは私にもわかりません。
初めての方もそうでない方も、ご近所の方もご遠方の方も、
ぜひお気軽にご参加ください。
 
10月26日(土)、お会いできますことを楽しみにしています。
 
澤野大樹