化物と私とアヒルの子
私の中に化物がいて
化物の中に私がいます
一日のうちで何の音も聞こえなくなるのはどれくらい
どうやら心と脳みその回線が
あまりよくつながれていないみたいです
吐き出したい言葉がわたしの中にたくさん流れこんできます
当然それを打ち込む指は10本しかありません
とてもじゃないけれどわたしはわたしの速さに追いつけません
この心にこのアタマは不釣合いなのです
例えばスーパーカーで300㌔出そうとして燃料が入っていない事に気が付かないで走り出してしまったときに何が起こりますか
何も起こりません
力が足りないので強さが足りないので何もかもが足りないのです
後悔しているときは大抵全てなくなっています
初めから何もなかったみたいに
そのまんまがいいのです
いじられる前のきれいなきれいな生まれたての蝶のような醜い羽が私をそこまで落とします
強くなりたいと思って極限まで鍛えられた鋼のような心はかつてのようなさなぎの中身には決して還れません
一度なくしてしまったものは二度とえることが出来ません
私のために必死で祈ってくれる人はもういません
だから私は必死で祈りますその他の全てに向けて
誰もが私を私として見ないけれど
私はそれだけのことをしてきたのだから
目をつぶればよかったのです
私を気持ちの悪いものとして見る人の中にも同じ心があることを常に忘れるべきではないのです
笑いながら死ぬことが出来なかったように適度に笑いながら生きるしか他にないのです
だから私は殴られた頬と同じ位置にキスをすればいいのです
私を殺したいほど憎む人間をそれ以上に愛せたならそれでいいのです
つばを吐きかけられても石を投げられても傷口に塩を詰められても笑えばいいのです
嫌われても好きでいればいいのです
辛ければ泣きながら笑えばいいのです
私が私であることが赦されないなら私は私であるべきなのです
それはとても身勝手でおぞましい感情なのですけどそれも含めて私は走り続けるべきなのです
私は私を追いかけるために文章を書きそれはいつか私の心に深く傷をつけて癒します
私を呪った人もいつかは私そのものをも忘れてしまいます
だから私は憶えていればいいのです
例えば自己を根底からひっくり返したときにそこに愛が残ればいいのです
さらに例えるならば何も考えなければ答えが見つかるはずだったのです
これらの比喩がなんの役にも立たないときにさらなる隠喩を探すことは禁忌なのでだから私は沈黙と仲がいいのです
ただ目を見つめていると死んでしまったと声をかけられますが私は生きてこうしてキーボードを叩いています
求めている答えが提供されないときに私はいつまでも目を開けて待機している癖がありこの上なく大事なときに限ってそれは私を苦しめます
私の容量ではそれらを片付けることができなかったからです
私は私を賢いとは思いません
なぜなら私は愚かだからです
難しい言葉を使うことは簡単なのです
相手といかに同じ高さで会話をするかが私の望むところなのです
それは低くも無く高くも無くだから遠くにあります
私の伝えたいことは誰にも伝わらないからして私は今なお愚を極めていると言えます
理解されなかった分だけ理解したいと思いそれは際限もなく膨張しています
私を追求するときに大脳半球は私の思考を求めてやがて私の理解を超えます
私は私が手に負えなくだから追っているのです
私は私の面倒が見切れないとしても私の世話をするのは私しかいないので私は私に歌を歌います
どんな歌が私に涙を与えてくれるのか一音ずつ耳を澄ましているのですがどうしても私はそれを聴けそうにありません
だから私はこの歌を愛することができます
数秒前に聴いたことも忘れてしまうくらいこの歌が私の心を破るからです
おそらく激しい音漏れがいるはずのない周囲の人間を不快にさせるのですが私はそれ以上の音に囲まれているのでそれ以上の不愉快を知らずには済むのです
いつだって私の物語ではあなたが主人公です
だから私は誰も出てこない物語を好んで抱きしめます
そして鍵もなかったことにして箱にしまいます
だからあの人についていってビルから落ちてぺしゃんこになってしまったとして落ちる途中に疑問を抱いてはいけないのです
私は私の存在に疑問を抱いてはいけないのです
飛んでいるときに思うのはいつか背中に当たる冷たい感覚を信じることだけでいいのです
相変わらず私は電気をつけません
世界は見たくないものであふれているからです
じきにこの目はつぶれるでしょう
だから今迅速に潰す必要がどこにもないのです
私の話し方が変だと思うのは私と話したことがなかっただけでしょう
私はこの話し方が好きでこの話し方を続けます
私からしてみればあの人のほうがよっぽど矛盾と血縁関係にあったように思えます
あの人の話し方は決して不可解ではありませんでしたしそれこそが人によって異なる呼吸法だったのですがそれは私の殻にふたをしました
着目すべきは話しの内容でそれは蛇の囁きそのものでした
私はイヴにはなれなかったので林檎を腐らせてしまいました
彼は私を自分だけのものにしたかったようですが私は彼を私のものにしたいとは思わなかったのです
なぜなら彼はどこか私に似ておりそれはいつか私を黙らせます
たとえばどうしようもないほどここにいられない点やかといって誰かを殺してまでも生きていたいと思わない強靭なまでの精神が粉々にしたくなるほど酷似しておりそれは私を嘔吐させました
私はひとりでありたいがためにひとりでいたいのです
よって私は彼を見ていることが出来なかったのです
彼も同様でした
つまり私たちは何も見ていなかったのです
または彼らの貪欲な瞳では何も捉えることが出来なかったのです
だから私はここにいてと言われても話がしたいといわれても尻尾を巻いて背を向ける事を選ぶのです
私は虚無主義ではないのでこうするのが当然といえます
結果が結論に反していると悟っていてもそうしたいと思えないのなら認識できなかったと同意義でありだから全ては魅力をなくすのです
絶え間なくなり続ける呼び鈴が私を挙動不審にさせますが
全ての疑問に答えが用意されていないように万全である必要は無いのです
整えることが出来ないときは懐疑的なまま泣き叫びながら表へ出ればいいのです
部屋に誰かいます
彼等の多くは家賃を払いません
それでいて出て行く気配は微塵もないのです
アヒルの子は白鳥になりたいなんて思ってはいけなかったのです
なぜならアヒルの子はそのままで十分美しかっただけなのですから
化物の中に私がいます
一日のうちで何の音も聞こえなくなるのはどれくらい
どうやら心と脳みその回線が
あまりよくつながれていないみたいです
吐き出したい言葉がわたしの中にたくさん流れこんできます
当然それを打ち込む指は10本しかありません
とてもじゃないけれどわたしはわたしの速さに追いつけません
この心にこのアタマは不釣合いなのです
例えばスーパーカーで300㌔出そうとして燃料が入っていない事に気が付かないで走り出してしまったときに何が起こりますか
何も起こりません
力が足りないので強さが足りないので何もかもが足りないのです
後悔しているときは大抵全てなくなっています
初めから何もなかったみたいに
そのまんまがいいのです
いじられる前のきれいなきれいな生まれたての蝶のような醜い羽が私をそこまで落とします
強くなりたいと思って極限まで鍛えられた鋼のような心はかつてのようなさなぎの中身には決して還れません
一度なくしてしまったものは二度とえることが出来ません
私のために必死で祈ってくれる人はもういません
だから私は必死で祈りますその他の全てに向けて
誰もが私を私として見ないけれど
私はそれだけのことをしてきたのだから
目をつぶればよかったのです
私を気持ちの悪いものとして見る人の中にも同じ心があることを常に忘れるべきではないのです
笑いながら死ぬことが出来なかったように適度に笑いながら生きるしか他にないのです
だから私は殴られた頬と同じ位置にキスをすればいいのです
私を殺したいほど憎む人間をそれ以上に愛せたならそれでいいのです
つばを吐きかけられても石を投げられても傷口に塩を詰められても笑えばいいのです
嫌われても好きでいればいいのです
辛ければ泣きながら笑えばいいのです
私が私であることが赦されないなら私は私であるべきなのです
それはとても身勝手でおぞましい感情なのですけどそれも含めて私は走り続けるべきなのです
私は私を追いかけるために文章を書きそれはいつか私の心に深く傷をつけて癒します
私を呪った人もいつかは私そのものをも忘れてしまいます
だから私は憶えていればいいのです
例えば自己を根底からひっくり返したときにそこに愛が残ればいいのです
さらに例えるならば何も考えなければ答えが見つかるはずだったのです
これらの比喩がなんの役にも立たないときにさらなる隠喩を探すことは禁忌なのでだから私は沈黙と仲がいいのです
ただ目を見つめていると死んでしまったと声をかけられますが私は生きてこうしてキーボードを叩いています
求めている答えが提供されないときに私はいつまでも目を開けて待機している癖がありこの上なく大事なときに限ってそれは私を苦しめます
私の容量ではそれらを片付けることができなかったからです
私は私を賢いとは思いません
なぜなら私は愚かだからです
難しい言葉を使うことは簡単なのです
相手といかに同じ高さで会話をするかが私の望むところなのです
それは低くも無く高くも無くだから遠くにあります
私の伝えたいことは誰にも伝わらないからして私は今なお愚を極めていると言えます
理解されなかった分だけ理解したいと思いそれは際限もなく膨張しています
私を追求するときに大脳半球は私の思考を求めてやがて私の理解を超えます
私は私が手に負えなくだから追っているのです
私は私の面倒が見切れないとしても私の世話をするのは私しかいないので私は私に歌を歌います
どんな歌が私に涙を与えてくれるのか一音ずつ耳を澄ましているのですがどうしても私はそれを聴けそうにありません
だから私はこの歌を愛することができます
数秒前に聴いたことも忘れてしまうくらいこの歌が私の心を破るからです
おそらく激しい音漏れがいるはずのない周囲の人間を不快にさせるのですが私はそれ以上の音に囲まれているのでそれ以上の不愉快を知らずには済むのです
いつだって私の物語ではあなたが主人公です
だから私は誰も出てこない物語を好んで抱きしめます
そして鍵もなかったことにして箱にしまいます
だからあの人についていってビルから落ちてぺしゃんこになってしまったとして落ちる途中に疑問を抱いてはいけないのです
私は私の存在に疑問を抱いてはいけないのです
飛んでいるときに思うのはいつか背中に当たる冷たい感覚を信じることだけでいいのです
相変わらず私は電気をつけません
世界は見たくないものであふれているからです
じきにこの目はつぶれるでしょう
だから今迅速に潰す必要がどこにもないのです
私の話し方が変だと思うのは私と話したことがなかっただけでしょう
私はこの話し方が好きでこの話し方を続けます
私からしてみればあの人のほうがよっぽど矛盾と血縁関係にあったように思えます
あの人の話し方は決して不可解ではありませんでしたしそれこそが人によって異なる呼吸法だったのですがそれは私の殻にふたをしました
着目すべきは話しの内容でそれは蛇の囁きそのものでした
私はイヴにはなれなかったので林檎を腐らせてしまいました
彼は私を自分だけのものにしたかったようですが私は彼を私のものにしたいとは思わなかったのです
なぜなら彼はどこか私に似ておりそれはいつか私を黙らせます
たとえばどうしようもないほどここにいられない点やかといって誰かを殺してまでも生きていたいと思わない強靭なまでの精神が粉々にしたくなるほど酷似しておりそれは私を嘔吐させました
私はひとりでありたいがためにひとりでいたいのです
よって私は彼を見ていることが出来なかったのです
彼も同様でした
つまり私たちは何も見ていなかったのです
または彼らの貪欲な瞳では何も捉えることが出来なかったのです
だから私はここにいてと言われても話がしたいといわれても尻尾を巻いて背を向ける事を選ぶのです
私は虚無主義ではないのでこうするのが当然といえます
結果が結論に反していると悟っていてもそうしたいと思えないのなら認識できなかったと同意義でありだから全ては魅力をなくすのです
絶え間なくなり続ける呼び鈴が私を挙動不審にさせますが
全ての疑問に答えが用意されていないように万全である必要は無いのです
整えることが出来ないときは懐疑的なまま泣き叫びながら表へ出ればいいのです
部屋に誰かいます
彼等の多くは家賃を払いません
それでいて出て行く気配は微塵もないのです
アヒルの子は白鳥になりたいなんて思ってはいけなかったのです
なぜならアヒルの子はそのままで十分美しかっただけなのですから