大学生の娘がまだ2歳くらいの頃。

もともと片づけが苦手だった私は、毎日の生活がいっぱいいっぱいで、限界が近づいていました。



夕方6時にはご飯を出したいところ、いつもいつも間に合わないので、妥協して6時半が目標。

それなのに現実はといえば・・・

娘の相手をしながら時間をかけて作り、なんと8時半とか9時くらいまでかかっていました。

夫の帰宅時間がその頃だったので、それに何とか間に合うかどうか。

ひどいですよね。

もちろん子どもの寝る時間も引っ張られて遅くなり、生活リズムも問題だらけ。

常に自分を責めていました。

ご飯がどうにかこうにか出来上がっても、ふと部屋を見渡すと散らかり放題。

それでますます自己嫌悪に陥る。

何とかしたいのに、どこからどう対策したらいいか、考える余裕もなくしていました。

そんな時、たまたまテレビ番組でコーチングのことを知りました。

何人かの事例が紹介されていて、ビジネス目的のイメージが強かったですが、主婦の方も1人混じっていたんです。

それで、あれ?それじゃあ子育て真っ最中の私もコーチング受けてもいいんじゃない?と思い、ネットでコーチを探して体験セッションを受けてみました。

コーチングは相性が大事。

1人目のコーチとのセッションでは、結論らしきものは出たけれど、そこまで鮮やかに効果を感じることはできませんでした。

2人目のコーチが、とても私に合っていたんです。

話をちゃんと聞いてもらっている感がある。

でも何かを押しつけたり、誘導したりという気配が一切なかったんです。

温かくも冷たくもない不思議な距離感。

細かいセッションの内容は覚えていませんが、「片づいた部屋で6時半に娘に夕食を食べさせたい」
という目標を達成するために、いくつか方策を考えました。

コーチングでは基本的にアドバイスをもらえるわけではありません。

ただ、私が「こうしてみたらどうだろう」と思いついたことを、大切なアイデアとして扱ってもらえたのを感じました。

するとちゃんと実行に移せそうな気がしてきました。

そこが今までと違うところでした。

一人で考えていた時には単なる思いつきだったことが、コーチと共有することによって「プロジェクト」に昇格!

小さなアイデアを確実に実行に移すことで、私の生活は薄紙を剥ぐように改善していきました。

その後コーチには、家の片づけをずーっとサポートしてもらい、気づいてみたら一つのメソッドが確立していました。

「るる子流魔法の片づけ術」と名づけ、片づけが苦手でくじけやすい人でも、無理なく片づけられる方法として発信していきました。



・・・なんだか書き始めたら長くなってしまいました。

コーチングを受けると、人生に支えができるような感覚があります。

私もコーチングを継続して受けて、その後は途絶えたり、再開したり、いろんな時期がありました。

これだけコーチングに効果があるなら、自分もコーチになろうと考えてもよさそうですよね?

ところがそうはならなかったのです。

なぜ?

いろんな理由があり、思いがありました。

それなのに、去年の秋にコーチングプレイスの存在を知り、あっさりと申し込み。

これもなぜ?

そして無事に講座を修了し、認定コーチになることができました。

そのあたりのこともまたシェアしていきますね。