デパス・マイスリー・サイレース・ハルシオン

危険だと言われている四大睡眠薬のひとつ、ハルシオンの回でございます(デパスは安定剤ですが)


ハルシオン遊び、青玉なんて言葉が流行るほど人気のお薬。

私もハルシオンを処方してもらうまで時間がかかりました。昔の話とは言え主治医もハルシオンの処方には慎重だったようで…。


正直普通の眠剤としてはすごくいい。嫌な効き方はしないし、きれめもスッとしている。

ODした場合めちゃくちゃ眠くなって、唾液が苦くなって…それだけです。寝る前の記憶が曖昧になったりする前に強い眠気がきて寝ちゃうので。


婚約までしていた元彼の浮気発覚と突然の別れ話で逝ってやろ🌟と思い立ち、首つる予定だったスポットまでロープと薬と酒を持って歩いて行きました。道中、ウィスキー片手にハルシオンワンシート飲んで外出たら目的地まで辿り着けず、さすがにぶっ倒れて記憶飛びまくりました。

断片的に覚えているのは携帯が道路に投げ出されたカロン、という音。

気がついたら地面。同時にウィスキーのボトルが手の中で盛大に割れて大怪我したのに、そっちは全然記憶がない。

深夜のお散歩デートしてたカップルが後ろから「あれヤバくない?」と話してるのが聞こえて、私の手と足を持って道のはじに移動させられたこと、街灯のあかりが綺麗だったことくらいです。カップルの会話以降は音も聞こえなくて、声も発せなくて、地面が冷たくてかたいことも感じなかった。深く切った手の痛みも全く感じなかった。

若気の至りですね〜🌼


ちなみに記憶が飛ぶ、というのは普通に処方通り飲んでいてもおこります。健忘症ってやつです。

食べた記憶がないお菓子の袋が散乱していたり、物の配置が変わっていたり、支離滅裂な内容のメールを友人に送りつけていたり(あの時はゴメン)

結果、友人をなくしました👏

元彼とも別れてます👏


おそらく眠気を我慢して健忘状態に突入してからする“行為”が気持ちいい、と言われているのだと思います。確かにおぼろげな意識の中で食べるお菓子は美味しかった…ような気がする。後になってみれば食べたかどうかも記憶にないので、そこがまた遊びに使われちゃう所以なんでしょうね。


私は肝臓が強いおかげか普通(?)の10〜100錠程度のオーバードーズで救急車案件にはなりませんでした。

あの自◯未遂事件の時も救急車を呼ぶことなく自力で復活して翌日には普通に家事してました。

ぐしゃぐしゃになった手も周囲から「縫え」と言われていたけれど、病院に言い訳を考えるのが嫌でキズパワーパットで治癒しました。今もその傷跡は手のひらに残ってますが。


なのでまあ、ご家庭でハルシオンをワンシート(10錠)のんでぶっ倒れてるお子さんなんかがいても焦らずに寝かせて様子見るのもアリです。ワンシートくらいならね。慌てる量ではないです。一緒に強いお酒を飲んでいるとかなら話は別なんだけれども、それだけで本人が「自◯未遂した!」とか自称してる場合もっと安心してください、その子全然死ぬ気ありませんから。


南條あやのごとくリストカット常習犯で心臓肥大があったとか、そういう事情がない健康体である限り転ぶように倒れるくらいです。


あとやっぱりお酒の分解力と薬の分解力は通ずるものがあるみたいで、普段からお酒に強い人がODしても救急車不要だったりします。

まあどんなに肝臓強くてもODあけには枕元にスポーツドリンクや水など置いてくださるとすごく助かりますけどね🙏


お酒に弱いタイプの人が(10〜20錠程度の)ODしてたら点滴くらいはしてもいいかな?救急外来がそう判断してくれたら点滴くらいは出来るかな?レベルです。

最近は救急に行っても取り合ってくれない場合があることを知りました。しょうもないOD患者が増えすぎたんでしょうかね…それでも意識なくなって外で倒れられたら救急車呼ぶくらいしか出来ないですよね。



こんな大事件を呼んだハルシオンですが、離脱症状はあんまりなかったです。

ただでさえ短時間作用の眠剤は健忘が多いのに、ハルシオンは特に健忘酷すぎて日常に支障をきたすので、薬変えてほしい旨を自分から主治医に言いだしましたから。

あと健忘はあるのに多幸感というのはあまりない印象でした。

それでもどの薬にかえても多少は健忘があるのでハルシオンのかわりを探すのには難航しました。

私がどの薬に落ち着いたのかはまた別のブログで…。


色々と失うものが多い薬でしたね。でもいつかまた三途の川渡りたくなった時にそばにいて欲しい薬でもあります。