地震から3日目。
日中、自宅マンションに片付けに帰った。
電気が復旧していて少しだけTVを見た。
津波のニュース映像が、どのチャンネルでも流れていた。

・・・実写版の「崖の上のポニョ」みたい・・・。

津波のシーン。

CGみたい。



CGじゃないし、「シーン」でもない。ニュース映像。

現実に起こったことなんだ。

怖い。

真っ黒い、見たこともない色をした波が、車や、家や、いろんなものを、
圧倒的に軽々と押し流している。

怖くて怖くて、長く見ていられなかった。



深夜、避難先の夫実家に電気が復旧。
文明が戻った!!
と、子供たちとともに大喜び♪。

炊飯器でご飯が炊ける!
ゲームと携帯が充電できる!
テレビもビデオも見れる!
ポットでお湯が沸かせる!
温風ヒーターも使える!
照明が点けられる!

電気がある生活の、なんとありがたいことか。
同時に、電気にこんなにも依存した生活が怖くなった。
お隣福島県の原子力発電所が、怪しくなってきた頃でもあって。

放射能は確実にここまで飛んできているだろうと思うと、
子供達に、せっかく降った雪で遊ばせることもできず、
公園に連れて行くこともできず、
ゲーム&マンガ三昧のインドアな日が続くようになる。

子供たちは、TVの津波のニュース映像を怖がって見たがらない。
おまけに、ばあちゃんちの外には瓦礫の山があると思っていて、
それが
「地震の季節だから」
と解釈している、参男。
いつかは冬が終わり雪が解けるように、
地震の季節が終るまで、かつての自由が訪れないとでも
思っていたのかな。

さて、そろそろ、近い未来の心配をし始める時期になってきた。
ばあちゃんちの水が出なくなった。
食料も購入が必要かもしれない。
ガソリンは限られている。