施設の中で
24時間勤務終了のめどがついてきた。

施設の中のコロナ禍も終わりを見せ、もうすぐ通常の勤務、「日常」が取り戻せる見通しがたった。

報告を受けて、その場にいる全員が安堵したとき
世界がゆるんだ。

一人ひとりが握り締め、張り詰めていた緊張が、ふわりと外へ出てきたのが空気の中に見てとれた。

おばあちゃんたちは、咳や痰で呼吸困難におちいってしまうおそれもあり、片時も目を離せず職員一人ひとり緊張を掴み、そのエネルギーを固く結んで引っ張って引っ張ってなお、固く握り締める、そんな勤務だった。

あぁ、
また旧地球意識の使い方で立っていたんだ
もっと、
やわらかい呼吸で存在することが出来たのに、
と過ぎてしまえばそう思えるのに

世界を固くしていた自分に気づく
もう練習問題を繰り返すのは終わりにしよう

本番を生きるのだ
魂の本番を



わたしたち職員が安堵したとき
わたしたち職員が握り締めていた
「緊張」のエネルギーは
ようやく解き放たれた

流れるはずの通り道で
流れることが出来ずに
せき止められる

スーッと気持ちよく
通り過ぎて
スーッと軽やかに
流れていきたいだろう

わたしたちに握り締められて
身動きがとれなかったエネルギー

エネルギーは
「流れ」は
止まらずに動き続けてこそエネルギーなのに
宇宙に還る場所があるはずのエネルギーを
人類は
人類が
握り締め
掴み続けている

この星の上に立つこと
この星の上で生活していること
この星が
視野に入っているならば
すべてに思いやりが持てる
すべてに愛を注ぐことができる
自分の中を通るものに
嫌悪はない
ただ
愛しさが
慈しみが
こみあげる
感謝があふれる
自分も
周りも
愛でしかなくなる


今回のコロナ禍でのわたしたち施設での状況は、恵みの雨のようにわたしを潤した。

終わりと始まりの
真ん中で
やはりわたしは
「終わり」を担当する役目なのだ
と、足もとを確認する

新しい時代の始まりに
前の時代のエネルギーを清める
終わりを昇華させることで
命が生きやすくなること

介護職、という立場で
介護職、という役割りで
この星へ
宇宙全体へ
貢献できること

三次元の目の前の
高齢者の方々の介護を通して
目の前の方も、その方の背景も、
癒し清めていくこと
個人と
個人の背景を癒すこと、清めることは
時代を
時代の
歴史をも清め、
昇華することにつながるかもしれない

わたしが直接関わることのない
高齢者の方
またはそのご家族さまなども
わたしが意識をたてて
存在することで
癒しが届くかもしれない

どこかでせき止められているエネルギー
手の届かない場所、
届かないと思ってる場所に
愛が、癒しが、
届く方法があるとすれば

意識だ

今を
自分の役割りを
意識を持って生きること

風の
女神の
新しい時代の
この星の
星の上の命の
進化成長のため

この先に
この星に降り立つ
命のため

終わりと始まりの
真ん中は
「混乱」だと
歴史はいうだろう

だけど
わたしは
その真ん中を
喜びで廻していこう
まだ地上におろされてないような
未知の喜びが始まる予感を
瑞々しく空気に含んで
進んでいこう

解き放したエネルギーが
今度は
応援のエネルギーになって
わたしを励ましている

今はまだ
この地球には
認知症という症状があるけれど
それはもしかしたら
死への恐怖などを減らすため
天へ還る準備のために
今までの地球には
必要なことだったのかもしれない

でも
この先の
未来の地球には
人類が
この星に降りてきた目的を
目覚めて生きるようになれば
認知症、という症状も
必要なくなるのかもしれない

宇宙のエネルギーと共に
わたしは信じて歩いていく
人類の霊性の進化成長のために

季節の中で
始まりのキラキラが先導している


お読みいただきましてありがとうございます。