ORICONさんの記事です。
http://www.oricon.co.jp/special/50168/2/
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他のメンバーの人間性から刺激を受けたり、学んだりすることが多い
ミニアルバム『2017 S/S』初回限定盤A
――5枚目となるミニアルバム『2017 S/S』が完成した率直な感想を教えてください。
JUNHO ひと言で言いますと、すごくいいアルバムになったと思います!(笑)“S/S“というのは夏の流れという意味で、Summer/Streamの略字なんですけど、これまで5年間、日本でソロとして夏に活動させていただいて、そのおかげでファンの方から“イ・夏”というあだ名で呼んでいただいたり、ファンの方との絆がどんどん深まっていったんです。なので、ここで一旦5年間の活動を総括するといいますか、僕がこれまで表現してきた音楽的な世界観をすべて込めた作品を作りたかったんです。
――ここ数年の間に2PMの活動と並行して、それぞれのメンバーがソロ活動を行うようになりましたが、ご自身が2PMのメンバーに刺激を与えていると思うこと、他のメンバーから受けた刺激はありますか?
JUNHO 僕たちはメンバー同士、刺激というよりも、お互いの存在がすごく励みになっていると思います。音楽的なスキル云々ということよりも、それぞれの人間性から刺激を受けたり、学んだりすることが多いですね。
――本当に2PMは人間力に優れた6人が集まったグループですよね。
JUNHO 本当にいい仲間たちと一緒にやることができて幸せだと思います。これまで失敗はありましたけど、その失敗を繰り返すようなことも、問題を大きくするようなこともなく、6人が一緒に息を合わせてこれだけやり続けてこれていることを、最近しみじみと感謝しているんです。6月に韓国で2PMのライブを行ったのですが、僕たち6人は、本当にお互いに愛し合っていたんだなということを改めて痛感しました。
――いい関係性ですね。以前、WOOYOUNGさんのインタビューをさせていただいたときに、「メンバーの中でチャラ男は誰ですか?」と伺ったら、「全員違うけれど、とくにJUNHOさんはチャラ男からもっとも遠い男」だと言っていました。さらに「家で猫とばかり遊んでいる」と。
JUNHO その通りです(笑)。ちょっとチャラ男の話とはずれるかもしれないんですが、僕自身、必要以上に真面目過ぎたり、責任感を強く持ちすぎたり、物事を慎重に重く捉えすぎてしまう面があったのですが、もっと気持ちを楽にして人付き合いを活発にしたり、もっと自分自身をリラックスさせて物事に取り組んだり、メンバーを通じていろいろなことをいつも学ばせてもらっているような気がします。それに僕はつねに仕事本位、仕事中心の思考となってしまうので、人間らしさ、人間としてどうあるべきかというところをメンバーからもっと学びたいなと思っています。
「Ice Cream」は、ファンのみなさんと僕をつなぐものの象徴
ミニアルバム『2017 S/S』初回限定盤B
――むしろJUNHOさんは、誰よりも人間的な魅力にあふれた方だなと思いますが。
JUNHO 仕事を離れたときはそうですけど、とりわけ仕事となると、プロデューサーとして結果責任を持たなければならないというところで、ものすごくいつも重圧感を感じているんです。きっと仕事をしているときの自分自身の姿というのは、あまり人間的じゃないんじゃないかなと、客観的に見て思いますね。
――それだけ仕事に対してストイックであると。そこはWOOYOUNGさんと似ているような。
JUNHO WOOYOUNGはもちろん、メンバー全員、仕事に対してすごく冷静なんですけど、ちゃんとリラックスするときはするという、緩急のつけ方がすごく上手なんです。あと、誰かが失敗をしたときに、失敗に対して指摘はするけれども、ただ指摘をするだけじゃなく、そのあとに人間関係がうまくいくようにちゃんとフォローもしてくれるんです。
――聞けば聞くほど、2PMは素晴らしいグループだなと。
JUNHO 僕もそう思います(笑)。最近とくに感じます。
――ミニアルバム『2017 S/S』の話に戻りますが、今作もまたJUNHOさん(From 2PM)によるセルフ・プロデュース作となっていますが、制作にあたって意識されたことはありますか?
JUNHO まず今の自分、今のこの時期じゃないとできないことをやってみようと思いました。とくに「Ice Cream」という曲は、今しかできないことというのがもっとも表された曲だと思うのですが、MVでもとにかく可愛らしさを出そうと意識しました。ずっと可愛いコぶってなくちゃいけなかったので正直、大変な部分もありましたけど(笑)、もしかしたら、これが最後のチャンスかもしれないと思い、楽しんで撮影しました。僕がアイスクリーム、ソフトクリームが好きなのは、ファンのみなさんにもよく知られていることだと思うのですが、毎年夏のツアー中、アイスクリームを食べている写真をずっとあげていたので、ファンのみなさんと僕をつなぐものの象徴として「Ice Cream」を制作しました。
人からどう見られているかということに対して、素直に受け止めています
ミニアルバム『2017 S/S』通常盤
――可愛いという言葉に対して拒否反応を示す男性もいらっしゃると思うのですが、JUNHOさんはそのようなことはこれまでなかったですか?
JUNHO 特になかったですね。むしろこれは僕の武器になるんじゃないかなと思いましたし、人からどう見られているかということに対して喜んだり、悲しんだりするというよりは、逆にこういう風に僕は見られているんだと、素直に受け止めていました。
――一時期のJUNHOさんは可愛いというよりも、セクシーさが勝っているような気もしましたが。
JUNHO えっそれはいつごろですか?
――1,2年前ぐらいから、正直このアルバムを聴くまで。
JUNHO 嬉しいですね(笑)。
――意識的にそのようにしていたわけではなく?
JUNHO セクシーというのは意識したからって出せるものではないと思うんです。可愛さというのは、可愛い素振りをすればある程度出すことができると思うのですが、セクシーさというのは、セクシーに見せようとすればするほど、あっこの人無理してるな、痛いなって、逆効果になってしまう気がするんです。
――なるほど。
JUNHO これまでソロ活動を重ねてきて、その分、年齢も重ねてきて、音楽的に今後自分が目指している目標に近づくためにも、いつかは何かを捨てたりしなくちゃいけなかったりする時期が来ると思うんです。アーティストというのは、その瞬間自分の中にあるものをすべて表現していくということが、そのアーティストの役割なんじゃないかと僕は思っているのですが、そういった意味で、今の自分、この年齢の自分の中にあるものをこのアルバムで最大限表現したいと思って努力しました。
――リアルなJUNHOさんが感じられると。
JUNHO すべての楽曲からリアルな僕が感じていただけると思うのですが、なかでも「Canvas」という楽曲は、新しいチャレンジもしつつ、トレンディーさも取り入れつつ、自分のカラーを一番表現していると思います。あと、「Candy」という楽曲は、TWICEのサナとフィーチャリングしています。歌詞は悪い男なのですが、パフォーマンスしたときにウイットな表現になるんじゃないかなと思います。また「Fine」は、旅立ってしまった僕の大切な家族(愛猫)について書いた曲なのですが、作りながらずっと泣いていました。それぐらい僕の真心が伝わってくれたらいいなと思います。
――ところで、「Diamond」の歌詞に<天使なのか 悪魔なのか>とありますが、天使になる瞬間、悪魔に変わる瞬間はいつですか?
JUNHO 天使になる瞬間は家に帰って、猫たちを前にしたとき。悪魔に変わる瞬間は、外に出たとき……あっ冗談です(笑)。悪魔になるときはないです。
――では、2PMの中でもっとも天使なメンバーは誰だと思いますか?
JUNHO (しばらく考えて)僕です(笑)。本当に、正直に言うと、天使も悪魔もいないと思います、すみません。この歌詞に合わせてうまく表現したかったんですけど、嘘がつけなかったです。
――むしろどんなときも誠実なJUNHOさんを感じました。では、「Canvas」の歌詞に、<夕日><朝陽>と出てきますが、JUNHOさんが一日の中で一番好きな時間帯、景色はいつですか?
JUNHO 深夜が好きです。なぜなら、僕がもっとも自由になれる時間だからです。
――曲作りも深夜が多い?
JUNHO そうです。
好きになる決め手は、話や趣味が合う人
JUNHO 香りがいい人。話や趣味が合う人ですね。
――<みんな俺の instagram見ては胸キュンさ rescue>とありますが、ご自身がインスタグラムをやるにあたって意識していることはありますか?
JUNHO やりすぎないこと、飾らないことですね。インスタというのは、自分だけの空間ではあるんだけれど、より可愛く、キレイに見せようとしたり、何か高いものを見せたり、素敵な場所で何かをアピールしたり、よりよく見せたいという心理によって、必要以上に誇張したり、飾ってしまうことが多々あると思うんです。自己PRの場に使うことは決して悪いことじゃないと思うんですけど、インスタやステージでも、僕は正直でいたいなと思っています。
――等身大の自分を見せていると。
JUNHO とはいえ、僕の写真よりも子供たち、ほとんどが猫ちゃんたちの写真で。僕のインスタは僕の子供たち(愛猫)たちをPRする場です(笑)。なので、ファンの方から「JUNHOの顔もアップして」というリクエストもいただくのですが。
――確かに猫ちゃんたちの割合に比べてJUNHOさんの写真は少な目ですよね。
JUNHO 誰かに撮ってもらうのはいいのですが、僕は自撮りが苦手で。あんまりいい写りにならないんです。何より実物が一番なので、ぜひ実物の僕を見にコンサートにいらしていただければと思います。アハハハ(笑)。
――うまくつながりましたね(笑)。最後に読者にメッセージをお願いします。
JUNHO 『2017 S/S』は、2017 Spring/Summerというファッションでの表現もあるように、その意味もかねて僕の季節というのを表したいと思ってつけたタイトルなんです。アルバム全体を通じて、夏の朝から晩まで、僕の曲を聴きながら、夏の1日を感じてもらえたらうれしいです。
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インタビュー記事いいですね^^
ソロが終わるとこういうのもなくなってしまうと思うと悲しいですね・・;;