昨日は抗がん剤治療をして、ちょうど5年の経過観察でした
前日のCT検査、血液検査、骨密度検査の結果も聞きに、2日連続になりましたが医大に行ってきました。
この5年間ずっと一緒の日に受診してきたUさんも一緒です。
ここで、少し振り返ります。
私は5年前の2013年7月、38歳という年齢で卵巣がんが発覚しました。
ほんとに思いがけない病気でした。
目の前が真っ暗になるような...
卵巣がんの中でも、悪性度が高く、抗がん剤が効きにくいと言われる明細胞腺がんでした。
このまえ生理だったのに、生理痛のようなお腹の痛みがあったこと
夜、横向きに寝た時に脇腹に何か固いものがあるような違和感を感じたことがありました。
私は体調などに少し神経質なところがあって、このお腹の痛みを不安に思い、6月下旬にクリニックを受診。
あれよあれよという間に7月1日には総合病院で検査の結果、腫瘍の疑いが出てきて、3日には医大を受診することになりました。
卵巣がんはサイレントキラーと呼ばれていています。
この時ばかりは私が神経質な性格でよかった、早めに受診できて、よかったと思います。
そして7月は術前の検査で予定はいっぱい!
初めての口からの胃カメラや、大腸検査、自己血輸血など...私の苦手なことのオンパレードでした。
まさに地獄のような日々でした
(←この頃の自分に、5年完治したことを伝えてあげたい)
(←この頃の自分に、5年完治したことを伝えてあげたい)24日に何とか予約が取れて、全摘手術をしました。
初期の1a期でした。
両方の卵巣だけじゃなく、再発防止のために、子宮、大網、鼠径部リンパ節を切除。
明細胞腺がんだったために、再発防止のために、目に見えない程度のがん細胞も徹底的に叩こうと、効果があるのかわかりませんが念のため、抗がん剤治療を6クール受けることになりました。
8月のお盆から抗がん剤治療を開始。
副作用のせいで順調に進まなかったこともあり
最終6クール目が終わったのは2014年1月でした。
院内のタリーズで塗り絵をしてるとこです

お世話になった先生方、看護師さん、病院での友達、娘達にプレゼントするために折ったふなっしーの折り紙

次女からは入院する度に「にゅういんがんばってね」のお手紙をもらってました

手作りタオルのケア帽子を何枚も作ったなぁ。
タオルケア帽子をかぶった私

6クール終了後は長い経過観察が始まりました。
よく5年完治と言われてて、ずっと無事に5年経過することを目標にしていました。
経過観察1年目の時、再発疑いが出て、PET-CT検査受けた時は、ほんとに生きた心地がしなかった
そして昨日

無事に治療後5年の経過観察
クリアしました



5年間、長かったような、早かったような...
主治医のU先生が、目だけじゃく、身体までこちらを向けて下さって
「5年経ちましたね!おめでとうございます!」
と明るく仰っていただき
先生の思いがけない言葉、とても嬉しかったです

「先生にはほんとにお世話になりました!ありがとうございました!」と明るく言いましたが
そんな言葉では伝えきれない
もっと沢山、沢山ありがとうが言いたかったです。
優しくてかっこいいU先生は、治療中も経過観察中も私の心を癒してくれました。
患者さんへの接し方も、1人1人に本当に丁寧にされてると思います。
これからは再発の心配は、ぼぼなくなってきて
年に1回の経過観察になるそうです。
卵巣がんのほうは順調にクリアできて
昨日はおめでたい日になるはずが
ショックなことが3つほどあって・・・
昨日は落ち込んでしまいました
1つ目は婦人科を受診前に、こちらも経過観察中の第二内科を受診したのですが
謎の病気のために、血液中のカリウムの値が更に下がってきていて

お薬にてカリウムを補充していく治療を始めることになったこと。
2つ目は、約5年半ずっとお世話になったU先生が、これから3年間不在になること
3年経ったら戻ってきてくれるそうですが、その時、また私の主治医になってもらえるのか、そこまでは聞けませんでした。
3つ目は、とうとう骨粗鬆症と診断されてしまいました
背骨の骨密度が66%、大腿部の骨密度が76%だったと思います。
手術の後遺症なのです。
一般的な閉経年齢より15歳ほど早く閉経してしまった私は
骨密度がどんどん低下...
去年は骨粗鬆症予備軍になり
今回どうしたことか、この1年の間に急激に進行していました。
43歳で骨粗鬆症になってしまいました
骨粗鬆症の治療を開始することになりました。
お薬での治療です。
薬局で、年齢的にも、見た目でも骨粗鬆症に見えないし、薬剤師さんが困惑されてましたが、卵巣がんで全摘手術をしたことを話すと、すぐに納得されてました。
骨粗鬆症の薬の説明を受けながらも、辛くて、辛くて・・・
帰ってきて、家族1人1人に、5年クリアした報告のあと、「骨粗鬆症になった...」と報告したのですが、泣きそうになり、それ以上、言葉が続きませんでした。
ショックでしたが、薬を飲み始めて、進行を少しでも遅らせることができるといいです。
どうしたら前向きに考えられるようになるのか...
一夜明けて、なんとか落ち着いてはきてますが、これから先、骨折に気をつけて生活するなんて...何度も何度も辛くなるかもしれません。
卵巣がんの手術の後遺症がずっと付きまといます。
でも、手術してなかったら今頃、私はここに居なかったかもしれません...
命が助かったのだから感謝したいです

昨夜、家族で治療後5年クリアのお祝いをしましました

食べる前に、家族1人1人が「おめでとう!」と言ってくれて、とても嬉しかったです

昨日のいちごタルトは、特別美味しかったです

この5年間、家族や友達にも支えてもらって、本当に感謝しています


ブログでも5年間ずっと支えていただいて、本当にありがとうございました


お読みいただいて
ありがとうございました






