システムエンジニア達への鎮魂歌 | 取り敢えず

取り敢えず

…と入力してみた(笑)

『日記』というより、後に続く者たちへの『遺言』…かもしれない(笑)。

およそ1年振り…久々の更新だが、今回は自分の現状も踏まえつつ。
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少し前、ある大手派遣会社が『二重派遣』を行っているとの事で、あちこち(主に国(笑))から色々と注意されていた。
しかし、システムエンジニア業界において『二重派遣』は日常茶飯事である。
それどころか、三重、四重の派遣を行っているケースさえある。
しかし、この業界の人間には 全く問題意識など無い。
それどころか、『その状態が当たり前』と思っている節さえある。
また、「これは“派遣”ではない」と開き直るケースも多々ある。
ある会社を通して別の会社へ出向する際、その出向先で『通した会社』に所属している風を装う時点で、立派な『派遣』であり、出向元の会社は『開発会社』ではなく『派遣会社』である。
本当に『出向だ』と言い張るのなら、間に幾つ会社を通そうが『元々所属している会社』を名乗るのが筋である。
…ひょっとしたら、最初に挙げた大手派遣会社も、『“派遣”ではなく“出向”です!』とか言い張っていれば、とやかく言われなかったのかも(ノ゜⊿゜)ノ(笑)


この業界では、大抵の大規模案件は 大手の開発会社が請け負う。
そして、案件によっては その大手開発会社のみでの開発する事もあるらしいが、大抵のケースでは 別の大手・中規模の開発会社に人材の募集が掛けられる。
そして更に、その大手・中規模の開発会社が 更に別の中小規模の開発会社に…という事が平然と行われている。


その上、システムエンジニア業界は『独立』が頻繁に行われている業界でもある。
無論、独立当初から『大手』である筈も無く、せいぜい頑張って中規模(この場合、『独立』というより『企業分裂』か?(笑))、大抵は小規模の会社としてのスタートとなる。
そんな訳で、システムエンジニア業界というのは 中小企業が やたらと存在する業界でもある。
(これは、就職情報系のサイトを検索してもらえれば 良くわかる。大手からの人材募集は皆無で、中小企業からの募集ばかりが目に付く。その募集も、『自社での開発』を行うケースは少なく、殆どの募集が『出向』を前提としている。)
独立した彼らは、『独立後にオリジナルソフトの開発で稼ごう!』という意識を持っているケースは殆ど無く、大抵は『独立前のコネクションを使って、独立前と同じ仕事をする』というケースばかりである。
一体、何の為の独立なんだか…( ̄∀ ̄;(笑)
個人的には、単に『開発会社を乱立させているだけ』という光景にしか見えない。
例えコネクションを使ったとしても、それは『更なる下位請負』になってしまう。
挙げ句の果てに『中小企業同士の吸収・合併』が起こるのだから、『結局何がしたいの?』という感じである。


そんな状況なので、どこの会社も『その会社のカラー』…『ウチはこれが得意!』という特徴が出難い。
どの開発会社も同じに見えるのである。
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また、これも少し前の話だが、『うつを理由にした解雇は不当』という判決が出た。
システムエンジニア業界でも、うつによるドロップアウトは比較的よく起きる。
勿論、『うつを理由にした“辞職扱い”の解雇』なんてモノも多数存在している。
一応『辞職扱い』なので、それなりの勤続年数なら退職金も出る。
しかし、前の会社で うつを発症し、完治しないまま再就職し、再発してしまった人は、退職金が出る程の継続勤務は 出来ていないのが実情である。
更に、退職後に受け取る雇用保険の適用条件として、(要約すると)『1年以上普通に仕事して給料を貰っていた事』、『退職後に就職活動をしている』というモノがある。
無論、うつで退職させられたのだから、直ぐに再就職活動など出来る筈もない。
つまり、雇用保険の適用が為されないのである。
そうなると、蓄えを削りながら治療するか、生活保護の適用を受ける事になる。
生活保護の適用条件には、『直ぐに働けない状況下にある事』、『他に支援の当てがない事』という条件がある。
『直ぐに働けない状況下』を証明する為には 医師の診断書が必要な場合もある。
既に通院しているケースなら良いが、そうでない場合は 病院へ行くにも足が重いものである。
故に、完治しないまま再就職し…という悪循環が発生してしまう。


最近のデータでは、20代~30代の精神的疾患による休職者が相当な数に上っているという。
「我が社には“うつ”で休職している人はいません!」と言い切っている会社は、『うつにならないくらい居心地の良い会社』なのではなく、単に うつになった人をバシバシ切り捲っているだけなのかも( ̄∀ ̄;
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その昔、『システムエンジニアやプログラマが物凄く不足する時代が来る』と言われた事があった。
しかし、自分があちこち見る限り、現状それほど危機的な人材不足が起きているとは思えない。
『開発技術が向上した』…それなりの勉強さえしていれば、誰が携わっても同じものが出来るようになった…と言ってしまえばそれまでだが、それ故に『ドロップアウト率』も高くなってしまうのではないだろうか?
むしろ、『投入した人材が ドロップアウトした時の為の保険』を確保したがっているように思えるのは、単なる思い過ごしだろうか?
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個人的には、『システムエンジニア系の会社』は一掃し、『システムエンジニア・ギルド』で一括管理でもすれば いいんじゃないの? …という感じである(≧∀≦)
そうすれば、会社と個人の間に入ってマージンを差っ引くウザ会社(笑)も無くなるし、何より『案件の大手による独占』が無くなる!ヾ(^∇^)ノ(笑)


大手が『楽して儲ける』…案件は独占、人材確保は他社任せ、その上 人材の年齢制限や性別制限(!)を設けて、挙げ句の果てに 人件費までケチる(笑)…という意識を破棄しない限り、システムエンジニア業界が『システムエンジニアに優しい業界』となる事は不可能であろう。
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…まぁ、要するに『あなたも知らない不誠実な世界が、堂々と存在している』という事である( ̄。 ̄;)