世界観3;“世界にひとつだけの花”とムスビ | 取り敢えず

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…と入力してみた(笑)

『日記』というより、後に続く者たちへの『遺言』…かもしれない(笑)。

以前、『世界にひとつだけの花』という歌がヒットした。
『ナンバーワンよりオンリーワン』…というのが、この歌の要約である(…余談だが、『文系は1行を100行にし、理系は100行を1行にする』というマーフィーの法則を思い出す…w)。


確かに、DNAレベルでは 地球上の人間は全て『異なる人間』である(クローンや極々ほんの一部の例外を除くw)。
しかし、全員が全員『オリジナリティに溢れる人間である』…とは言えない様だ。
何かと比較され、何かと順位付けされ、何かと優劣を付けられる世の中である。


本当に『この世の全員が“オンリーワン”の存在』と言える様な状況は、果たして有り得るのだろうか?
比較のない、順位付けのない、優劣を付けない世界など、存在するのだろうか?



完全なる個人主義…それは“ムスビ”という世界。
誰にも邪魔されない、自身の責任で全てを行う世界である。
…この世界、存在するには少々無理がないか?


一人で出来る事には限界がある。
が、この世界では『協力』という考えがない。
『他人は他人、自身には関係ない』というのがこの世界の“理念”だからである。


欲しい物は奪ってでも手に入れる。
気に入らないヤツは消し去る。
『見ている連中』は何とも思わないだろうが、『当事者』はどうであろうか?
たまたま“同じ目的を持った人間”がいればよいが、いない場合は 全て“自身のみ”で対処しなければならないのである。


『人の事などどうでもいい。自身が良ければそれでよし』という、『人の痛み』が全くわからない連中。
そんな連中が『普通』として存在する世界…それが“ムスビ”なのである。


違和感は感じるが、この世界 どことなく『現実の世界』に被ってはいないだろうか?


自身のストレス発散の為に、自身より弱いヤツをいじめる連中。
自身の金儲けの為に、他人を騙して金を集める連中。
自身の欲望を満たす為に、他人の人権を踏み躙る連中…。



この『現実の世界』、一体どこへ向かおうとしているのだろうか…?