なんだかなぁ…
今日は、そんな事も思い出して
今日は何もしたくなくて。
朝、布団から出られない。
洗濯も掃除もゴミ出しも…
もちろんご飯の支度も。
何もしたくない。
何も考えたくない。
ご飯も食べたくない。
何もかも嫌、嫌、嫌…
夫も、またか…みたいに
何も言わない。
そっとしててくれる。
そんな、優しい夫に腹を立てる私。
今日のお昼頃、やっと起き出す。
夫が何か準備してる。
カバンにランニングウェアを入れてる。
「何してるの？」と私。
「明日、マラソン大会だから。」
「晩飯も要らない。」
「……あ、そう。」って言うしかない。
なんかね、今日はダメだった。
夫は、いつもどんな時でも
自分のやりたいことをやりたい時間に
やっている。
今日はこれをやろうと決めると、
誰が何と言おうと変えることはない。
私とは、趣味も合わないから仕方ない。
でもね、明日の予定。
前から分かってるはずの予定を
何故早く言わないかなぁ。
そう思ったら腹が立った。
今日は私、おかしい。
イライラ。
たぶん夫が『寂しさを紛らわす方法』を
見つけていることを妬んでいるのだ。
娘が居なくなって私も夫も寂しい。
ただそれだけなのに
一緒に慰め合いたいと思っていても
私も夫も、別々の方法で寂しさを
紛らわしてる。
だから、同じ方向を見ていない気がして
悲しくもなる。
私は…娘を喪って、
支えてくれてた息子も一人暮らし始めて
今は、話す相手もいなくて。
休日、一緒に居なくても良いけど、
せめて私には、予定くらい早めに
伝えられないのかな？
寂しい時間がポンと出来ちゃうと
また部屋でボーっとすることになる。
そう。
私は『寂しさを紛らわす方法』が
見つけられない。
はぁ…って溜め息。
そしたら「焼き肉でも行くか？」って。
珍しい。
外食嫌いなのに。
焼肉とビールでご機嫌取ろうとしてるな？
でも…お店が悪かった。
この焼き肉屋、娘と最後に来た店だね…
お店で それくらいしか話さなかった。
2015年6月。
私の50歳のお祝いをした焼き肉屋。
娘と来たのはこの日が最後になった。
娘が祝ってくれた最後の誕生日祝いだった。
ビールも美味しく感じなかったな。
やっぱり…
やっぱり寂しいのだよ、私は。