蕾

昨日、夫が桜を観るツアーの旅行会社の

チラシを見て、娘への想いが溢れてきて

元気なく過ごしていました。

それを見て、そういえば娘と最後に観た

近所の桜の名所、どうなってるかな…と

気になって、今朝一人で歩いてみました。

まだまだ「枝」なんだけど、ちゃんと

蕾が膨らんでいて春を待ってます。

今日の桜並木。

ちなみに、あと１カ月ちょっと待てば

こんな感じになります。

この桜並木は、やっぱり歩くと

色んな想いが込み上げてきます。

たしかに２年前には娘がここにいました。

たしかに２年前にはここで写真を撮って

笑顔を見せていました。

この光景を思い出して辛くなりました。

まだまだ、娘がいない事に慣れません。

もしかしたら、どこかに出掛けていて

ひょっこり帰って来てくれるかも…

なんて、そんな事さえ思えなくなって

現実を受け入れてきている私がいます。

どんどん娘の動く姿や話した言葉、声を

忘れていく自分が怖いです。

忘れたくないのに、忘れていく自分が

悲しいです。

こんなに愛していても、時間が

私と娘を引き裂いていきます。

もう少し、暖かくなって

蕾がほころび始めたら

思い出せるのかな。

思い出したいな。

「お母さん、桜 綺麗だよ〜🌸」って

甘えた声で私を呼ぶ娘の可愛い声、

もう一度 聴きたいです。