1月半ばの土曜日、私はおひとりさまの旅に出ました
最初の行き先は、三重県の伊賀市にあるダンナの実家。
ダンナの義父の弟さんが去年亡くなり、その一周忌の法要があるため来て欲しいと言われていました。
でも、ダンナは仕事があるので行けず、ただでさえ昔から何かとあまり参加してこなかった私たち💦
さすがに今回は行かないと、薄情者かなあと
それで、私一人で参加することにしました
するとダンナが、せっかくそこまで足を延ばすんだからついでにプチトリップしてきなよ、と。
名古屋での1泊を勧められました
去年、ダンナは休みがたまたま二日連続になる機会が少し多かったので。
気分転換も兼ねて、名古屋へ一人宿泊に行ってたんです。
帰って来る度に、瑠璃の海も泊まってきなよ、と(笑)
それもいいかもなあと乗り気になった私は、早速名古屋での宿選びに奮闘
どこにしようか、口コミも参考にしながら随分迷った末、やっと一つのホテルが決定
たった一人で義両親側の法要に参加するのは初めてでしたが、その褒美として名古屋での1泊ができるんなら、それを励みに乗り越えられる
喪服を着て行かないといけないかと思っていたので、家から着てロングコートを羽織っていくことに。
着替えやお供え物のお菓子など、思ったより重くなるので、数年ぶりにキャリーバッグをクローゼットから出して。
喪服もこれまた数年ぶりに着たのですが、何と着方がわからなくなっていた
ファスナーの位置が変わっているから、これはどこからどうやって着るんだっけ?と(笑)
しかも何とか着れたのはいいけど、法要が終わって着替える時、マジで脱ぐことができなくてすごい焦った
何とか無理に脱ごうとして、ビリッと言わなかったかなと
そんなんで、何とか出発、電車もスムーズに乗れました。
やっぱりちょっと緊張してたみたいで、眠いのにいざ寝ようとしても寝られず
難波駅から特急で出発し、途中下車して各停のローカル電車に乗り換え。
大阪ではあったかかったのに、乗り換えの駅で降り立った途端、さむいー
風が強くて寒いっ
そして、ローカル電車の終点駅まで行って、そこで義母が車で迎えに来てくれていたのでそれに乗って、実家へGO。
他には、親戚の家族3人(父母、独身の娘さん)が来ていて。
それから、ダンナの義両親とそれから私、と少人数での法要です。
親戚の家族は20年ぐらい前に1回会っただけで、ほとんど記憶がない(笑)
でも、お久しぶりですの挨拶をして。
あまりみんなと会話を交わすことはなかったのですが、実は正直退屈するだろうなと思っていまして
そこも気乗りしなかったというかもう開き直ろうと思っていたくらいだったのですが、いざとなると、その場にそれなりに居れるものですね
特に会話がよく聞こえるわけではなくても、ただそこに座っていて、みんなの雰囲気を見ているだけでも面白いというか、こういうのも悪くないなあと思っている自分がいました
お坊さんが来て法要も終わり、お供え物をみんなで分け合いっこしたあと。
みんなで遅いお昼の会食を取ることに。
実家から近くのところに、有名な老舗料理旅館「伊勢慶」というお店があります。
ここへ来るのは、初めて。
入ってみると、老舗と言うだけあって内装も古めかしく、調度品や造りなどすべてが新鮮で面白い
昔はこのあたりが伊勢(?)街道の辺りだったらしく、当時はもっとお店もあったのですが、時代の流れと共に衰退していき、唯一現存で営業を頑張っているのがこのお店だけなのだそうです。
料理がおいしいだけでなく、地酒のふんだんな提供、そしてあったかいおもてなし精神など、口コミ評価も高そうでした
個室のようなゆったりとした部屋のテーブルについて、みんなで乾杯してから早速料理にありつけました。
私は、酒はいらないと辞退したので、三ツ矢サイダーで
三ツ矢サイダー飲むのも、実に何十年ぶり
すでに、最初の料理だけでこんなに豪華に並べられていました
新鮮な刺身、カズノコの前菜、魚の焼き物、カニとキュウリのぬた和え、そしてお鍋。
どれもこれもおいしくて、好き嫌いのある私でしたが、ほとんど食べられて
いや、おいしい~
お鍋を食べ終わる頃には、もうお腹いっぱいになってきたのに。
このあとも、更においしい天ぷらの盛り合わせ、炊き込みご飯、お味噌汁、香の物が運ばれてきましたー
これもまたおいしいんだけど、ほんとにお腹いっぱいだよー、どうしよう
しかも、事前に予約していた名古屋行きの電車の時間があり、その駅までも距離があるので、もうそこそこに出ないと間に合わなくて
非常にせっかちな義母に、立て続けに電車の時間は何分?って聞かれるし
電車の時間早すぎて失敗だったわと後悔しながらも、ぎりぎりまで何とか頑張って食べて(笑)
挨拶もそこそこに、義母の車で、30分も離れている乗換駅まで送ってもらいました。
ゆっくりできずに申し訳ない~
しかし、本当に満腹すぎて死にそうで、もうその日の晩ご飯は要りませんでした(笑)
最初は気が重たかったのですが、終わる頃には一人であっても、この法要に来れて良かったと思いました
自分なりに務めを果たせたという達成感のような
薄情者にならなくてよかったです(笑)
そして、緊張も解けたので、名古屋駅の電車に乗った途端、爆睡。
途中で四日市駅あたりで一度目が覚めた時、窓の外はもう真っ暗になっていてみぞれが吹雪いていました
そして、あっという間に名古屋駅へ到着。
数年ぶりの名古屋です
そして、地下鉄で移動してホテルを目指しました。
しかし、名古屋の駅は、広い、遠い、分かりにくいの三拍子
何か、私にとっては結構迷子になります
しかも、階段が多いので都度キャリーバッグを持って昇降したりで、腕が疲れそう(笑)
辿り着いたホテルは、ビジネスホテルの「西鉄ホテル クルーム名古屋」というところで、ここは初めてです
ホテルのチェックイン手続きが、驚くことにめちゃスムーズ
中も綺麗でした
セミダブルのお部屋~。
しかも、ここはホテルなのに珍しく、露天風呂つきの大浴場があるんです
驚くことに、テレビの画面で浴場やレストラン、コインランドリーの込み状況が一目で分かるという
その時は19時を回った頃だったのですが、テレビ画面で確認すると空いているようだったので、早速行こうと思い立ちました
浴場へ持参するバッグもこれが、編み籠風手提げバッグになっていてかわいい
男性は恥ずかしいかなあ?(笑)
脱衣場は狭いから混んでいると使いにくいかもしれないので、空いている時に利用するが勝ちですね
大浴場に入る時も、ルームキーをタッチしないと入れないので安心。
洗い場も使いやすかったし、お湯の温度も熱すぎない
露天風呂は空は見えないけど、何と寝湯もあって、これはいい~と早速寝転がってぷかぷかしていました(笑)
何これ癒される~気持ちいい~、これはいいわ~ともう満足
すごくゆっくりと温泉を堪能できました
そして、もうお腹いっぱいだから何もいらないとそのまま、就寝~。
翌朝は、モーニングバイキング(笑)
混むといけないので、6時半に開場してからあまり間を置かずに早速行ってきました。
朝、起きられて良かった(笑)
スマホのバイブをアラーム代わりにするため、バイブの振動が伝わるようにと体の下に置いて寝ていたのですが、ダンナがご親切に電話をかけてきてくれた
その電話の着信音がバイブとなり、アラームより早く目が覚めることができたんです
モーニング遅れるなよ、ちゃんと間に合うように行けよと。
自分が食べに行くわけでもないし、しかも離れているのに、食べ物に関しては執念を発揮しているかのようなダンナ(笑)
しかも、どんな内容や、うなぎのひつまぶしはあるか、ちゃんと教えてな!と知りたがっているダンナのために。
モーニングを食べながら、まめにグルメレポートをLINEでちょこちょこと送ってあげた私なのでした
何か、オヤジの足みたいです(笑)
せっかくひのとりに乗るのに、何も口にしないのも寂しいかなあと思っていたら、お土産を買う売店で見つけた、200円のミニヒレカツバーガー(笑)
コーヒーは、車内備え付けのドリップコーヒメーカーで要れたてを
最後まで、旅を満喫
いやあ、法要はともかく(笑)、おひとり様旅が久しぶりにできて大いに満足できました
幸せ
これに懲りずに来年の3回忌もぜひまた来て、と義母に言われているので。
ひとりで参加してもいいからその帰り、またこのホテルに一泊しようともう決心している私でした~
もう、名古屋は私の第二の故郷かもしれない