4月20日は今年2回目の
牡羊座新月でしたね。
今回はオーストラリアなどで
金環日食を見ることができました。
偶然私はタイミングが合ったので
ライブ配信を見ていましたが
いつも丸いはずの太陽が
少しずつ欠けていくのは
なんとも言えない
不思議な感覚になりました。
今でこそ皆んなで
天体ショーを楽しみますが
古代だと日食は
不吉とされました。
なぜなら
占星術は国の吉凶を
占うものだったからです。
太陽は国王の象徴でしたから
国王が隠れるのは
国が揺らぐから不吉ですよね。
現代占星術では
基本的に個人を読むので
太陽が象徴するのは
「人生の方向性」「人生の目標」
とされています。
それが隠れて
再び現れるので
「人生の目標の再設定」
「顕在意識の脱皮」
という意味になります。
今回の新月は牡羊座で
牡羊座が象徴するのは
「自分のアイデンティティ」。
そのため今回の
牡羊座の日食は二重の意味で
「自分の人生の方向性」を
強く見直す機会だったんですね。
私自身も今回の日食は
大きな変容の転機でした。
占星術の世界で
「天で起こることは
地上でも起こる」（※大意です）
と言いますが、
まさにそのとおりで
天秤座満月から
牡羊座新月までの約2週間は
自分のアイデンティティを
脱ぎ捨てる日々でした。
ザックリお話すると
なんと日食の数日前に
実家の母が怪我をしまして…
回復するまで日常生活が
不自由な状態になりました。
それで数日、
実家へ手伝いに行きましたが
自分と実家との関わり方を
考え直す機会になりました。
もともと私は実家への
精神的な依存が強い方で
大人として
自分の人生を歩むために
"実家の世界から抜け出すこと"が
大きな人生の課題でした。
人間はどうしても
生まれ育った家庭の影響を
大きく受けます。
私の両親は
良く言えば「心配症」ですが
悪く言えば「過保護過干渉」。
そのため、
いわゆる「境界線」を引いて
精神的に自立するのが大変でした。
数年前に結婚して、
それだけでもだいぶ抜けて
楽になりましたが
最後のツメが残ってたんですね。
今回の一件では
書ききれないくらい
様々な事態に直面しましたが
最終的には
「もう、いいや」と思って 
幸い、父も母もまだ
動ける年齢だから
「２人のことは
２人に任せよう」と
良い意味で
思えるようになりました。
このように書くと
「冷たい」「親不孝」と
感じる人も
いるかもしれませんが
（詳細は省きますが）
今回の両親に関しては
天秤座満月の流れから来る
パートナーシップの問題でもあると
察しがついていたのです。
だから「２人の問題」にとって
私は娘であっても第三者。
必要最低限のことをして
それ以上深入りしないほうが
良いと判断しました。
それにいくら歳を重ねても
基本的に両親の性格の土台は
「過保護過干渉」なので…
２人でお互いに
過保護過干渉をし合って
沼にハマってる状況を見て
「もう私は
ここから抜け出そう」と
悟りを開きました。
後ろ髪を引かれることもなく
さっぱりとした気分です。
親との関係に
悩まされたことのある人は
ピンとくるかもしれませんが
本当にこれは
大きな変化でした。
これまで私もずっとブログ等で
「日食は変わるチャンス」と
書いてきたから
「どんな風に変わりたいか」を
思い描いてきましたが
所詮は顕在意識でしたね。
蓋が開いて
実際に出てきたものは
顕在意識じゃ想像できない深さでした。
宇宙の流れの絶妙さを
あらためて感じさせられた
今回の日食でした。
さて
次は５月６日に
月蝕が待っていますね。
ぼやっとした半影月蝕ですが
月蝕は月蝕です。
蠍座満月（=ウエサク満月）ですし
５日から６日に
日付が変わった直後なので
立夏（=ブルズゲート）が重なります。
さらに言うと和暦では
令和５年５月５日なので
数秘の「５・５・５」も重なりますね。
「５」が持つのは
「自由の力」。
そして
「５×３=１５＝６」なので
「６」の日でもあります。
「６」は「家族愛」の数字ですね。
自由と愛が
どのように働くのか。
そして自分の周りが
どのように動くのか、
興味深いところです。
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