いつから本棚に?こんな本買ったっけ?と忘れられていた本。多分10年以上、いえいえ20年以上ほっとかれたかも知れません。


名前は知っていたけれど、親しくはなかった同級生にばったり会って、親しくなった感覚に似ています。


本との出会いは人との出会いに似てる。

出会う時期が違えば、また違った出会いになったりもする。


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大阪の道頓堀で喫茶店を経営するマスターとそこで働く邦彦を中心に、マスターの息子との親子関係や歓楽街で暮らす人々の暮らしが描かれています。


携帯がない時代のストーリーを読むと、人と人との繋がりが危うく切なく、だからこそ濃いような気もします。


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タバコを吸う場面が多いのも、時代の流れを感じて面白い。この前読んだ「挽歌」は、更にタバコを吸う場面の多いことを思い出しました。😃


また、「えっ、これで終わっちゃうの?」という消化不良的な終わり方も最近の本とは違う余韻かもしれません。


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