女子の大学卒業式の出で立ちと言えば

やはり袴姿が多い印象。

振袖の女子学生も素敵です。


自分の時のことは完全に忘れていたのですが

娘の卒業が1年後に迫る近頃は

度々思い出そうとしていました。

で、思い出した。


私の母は大学教員だったので

勤め先の卒業式では袴を毎年のように着ていました。

なので、私の卒業式の袴と着物も母の物を借り

着付は母がしてくれたのでした。

それをまるっと忘れていたとはなんと親不孝な!!

髪結いと写真だけ自分で手配したんだと思います(たぶんアセアセ)


30年経つと卒業式もその程度の軽いイベントなのですが

当の主役達にとっては成人式以来の大イベント。

「生協のレンタル受付4月からだよおねがい

「友達に展示予約会誘われてるおねがい

娘が嬉々として言っていました。

事前にカタログを見たり、専用サイトを見たりしていましたが

今ひとつ、娘の心を掴む着物がない…

そこで重い腰を上げて、私が自分の和箪笥を物色。


あった、桜が満開の附下げが。

それも手描き友禅。

持たせてくれた着道楽の実母に感謝です。

汎用性を持たせるためあえて紋が入っていませんが

袴なので、あってもなくても格として問題なし。

でもふと思い立ちました。

「社会人の門出にこの着物を娘に譲ろう

家紋を入れよう」

一つ紋を入れ、娘に譲ることにしました。

娘に着物を見せたら大変気に入った様子。

レンタルのレの字も言わなくなったのがGoサインかと笑


早速、着物に詳しい知人の助けを借り、

腕が良いと定評の工房に相談に上がりました。

早めに動いたおかげで引き受けていただけそうです。

しかもレンタルとさほど変わらない予算で収まりそう。


祖母が誂えた着物に

母が家紋を入れ

娘が卒業式で着る。


最初は、娘の卒業式衣装選びに巻き込まれるのか…

と億劫に思っていましたが(クズ)

俄然、私も楽しみになりました照れ


新年度が始まります。

正真正銘の最終学年です。

卒業式の前に

怒涛の1年を乗り切っていってください笑