今週末は国立二次の前期日程試験。
医学科受験は共テガチャな要素が多分にあるので
(共テは本人の結果責任なので
本来のガチャとは少し意味が違うけど)
不慣れな土地に赴く受験生も多いと思います。
そうは言っても受験生本人は
学力を発揮することに専念するだけ。
アウェイ地方受験(&進学)で大変なのは保護者のほう。
受験そのものもですが、情報少ない中での下宿探しが大変そう。
賃貸契約なので親主導になりますが、
そこに暮らす子を思うと
しっかり吟味して選びたいのが親心。
大人パワーと知恵の見せ所グッ

娘は自宅からの受験だったので
以下は我が子達の友人の体験談になります。
子の試験中に、親が生協や地元不動産屋で
下宿探しをするご家庭が結構ありました。
地方医周辺の賃貸物件は、
国試が終わると早々に退去する学生が相当数います。
2月中に引越すと賃料はもちろん引越費用も大幅に節約できますから。
なので、二次試験の頃には退去済の部屋がわりとあって
内見ができることが多いそうです。
クリーニングが済んでいなくても入れるとのこと。

都市中心部キャンパスの大学なら急ぐ必要はないのですが
郊外キャンパスは物件の供給が限られているので
できるだけ良い条件の物件確保のため、
受験時に下見や予約をしてきたそうです。
そうでないご家庭は、
二次後にネットで希望に合う物件の目星をつけて
不動産屋に物件の空きの有無を確認しておき、
発表直後に不動産屋に契約の依頼をしていました。
さほど遠方でなければ発表前に内見に行くご家庭もありました。
エグい話ですが、発表前に問い合わせて満室であっても
残念な結果になった予約者のキャンセルが出る前提で
キャンセル待ちをかけていた猛者もいましたびっくり
(そしてチャレンジ成功していました)

受験に帯同した際に下宿探しを予定している保護者は
くれぐれも不動産屋の煽り営業に惑わされず
冷静に物件探しと見学をするのが肝要です。
面接後に本人と内見に行ったご家庭もありました。
内見が叶わずとも、
外観だけでも住む本人が見ておくのは良いことですよね。

2年次からキャンパスが変わる大学の場合
その段で引越をするのかしないのか、
入学時から中間地点に部屋を借りるのか。
よく事前リサーチをしておくと良いようです。
息子の同期のお母様でコミュ力の塊みたいな方がいるのですが
子の試験中に不慣れな土地の医学部キャンパス周辺を歩き
コンビニから出てきた体育会ジャージの学生に声をかけ
根掘り葉掘り医学生の暮らしぶりを聞いたそうですびっくり
下宿の人気エリアや買い物や飲み会などでよく利用するエリア
キャンパス周辺の公共交通事情や
学生の車所有率など。
部屋を決める際にとても参考になったらしいけど
一つ間違えたら不審者だからねガーン
聞くほうも聞くほうだけど
不審なおばさん相手に答えてくれる学生も優しすぎる……笑

ちなみに我が家は、
入学当初は自宅通学をし、
専門課程に入ったら下宿する予定でしたが
「とっとと自立してもらおうかなぁ〜」
っと思った私が娘に入学時からの下宿を勧めました。
親が子を実家から放り出すというあんまりないパターンです爆笑
結果、ほどよく親子の距離を保てて
これはこれでアリだったかな。
しょっちゅう空きっ腹で帰ってくるけどね……

我が子の友人達の多くが全国の大学に進学しました。
特に医学部は郊外キャンパスという大学は多い傾向です。
当地はそこそこ人口を有する地方都市なので
壮大な陸の孤島キャンパスに初めて降り立った時
当地とのギャップに親子でカルチャーショックを受けた
と、当初はよく聞きました。
でも「住めば都」です。
皆さんすぐに大学生活に馴染み、謳歌していました。
大事なのは箱より人。
御縁を得た地でかけがえのない出会いが待っていることを期待しても
きっと叶えられることと思います。