父の車はもう31年。
今はもう人気のない名前になっちゃった(苦笑)、トヨタのコロナです。
今時、品川77とかで、二桁なんですよ!
そろそろ部品もなくなって、車検も通らなくなるとのことで、思い切って廃車にすることにしました。
今まで新車を買うときに下取りをしてもらっていたので、売るのは初めてです。
父は、古すぎて売れないだろと言ってましたが、一応ネットで一斉見積もりをしてみると、5社から連絡をもらいました。
ものずごい勢いで電話をしてきたN社。
明日の朝8時半に伺います!と言われ、えええ~と思う・・・。
次に電話をくれたR社の方は、前の会社が8時半のアポだと知るなり、電話口で苦笑いしていました。
だよね、早すぎるよね・・・。
翌朝頑張って起きて待っていたら電話がかかってきました。
起き損ねたので、遅れます
・・・寝坊したんかい!?
結局、1時間以上遅れて若い男子査定員が到着。
査定に慣れていないのか、車に乗ったり降りたり、やたら時間がかかります。
そうしているうちに、10時から予定をしていたR社の男性査定員がやって来ました。
副店長らしく、名刺もさっと出してくれ、査定もサクサク行っていきます。
車に乗る際もビニールを椅子に敷いたり、手袋を嵌めてハンドルを触ったり、とても丁寧。
彼の出身地が義理の兄と同じであることや、奥さんのお母さんの実家が下田(両親は静岡出身)だとかで盛り上がりました。
古い車は電気系統がないので、却って強くていいんですよ。海外でも売れますよ、と車を褒めてもらい、父も嬉しそう。
雑談もとても楽しく、すっかりいい感じです(その間N社の方は査定中・・・)。
N社はその場では金額は出せないとのことでしたが、R社の方はすぐに査定額を提示してくれました。
おお! 結構高いよ~
ちなみにN社からは後でLINEで連絡が来ましたが、価格は半値以下でした。
他にも査定の予約は入っていましたものの、金額的にも充分だし、査定員さんも親切だったのでここに決定。
無事、契約を交わしました。
後ろはトヨタのエンブレムですが、前にはコロナ独自のエンブレム。
Cをデザインにしてるのかな?
昔は車ごとにエンブレムを作ったりしてたんですよね、と査定員さんが教えてくれました。
今の車はもう、キーを差し込んで回してエンジンをかけないんですもんねえ。
父は本当に車に興味がなくて(笑)、行くのは田舎と鎌倉くらい。
31年も乗ったのに9万キロ台でした。
私がいつも乗っていた助手席。
カーナビなんてものはないのです。
あるのはラジオとカセットデッキ!
カセットはいっぱいあるから普通に聴いてました。
父は運転が下手なのに、文明の利器?に頼らず、それはそれで立派でしたね・・・。
私の車じゃないけれど、子どものころから馴染んでいたので、何だか寂しいです。
バイバ~イ。また別の人が大切に乗ってくれますように。
昔、車好きな叔父が車を手放すときに従妹が大泣きをしたと言っていたのが、今はちょっと分かる気がします。