「幸せになりたい」誰でも、そう思います。
でも、この「幸せになりたい」 という言葉ですが、裏を返せば、
「今は、幸せではない」ということを言っているのです。
「～になりたい」というのは、今現在は、違うということです。
僕も子どもの頃、「パイロットになりたい」と思っていました。
もちろん、そう思っている頃は、パイロットではありませんでしたし、
「～になりたい」と言っているうちは、そうなっていないのです。
この「幸せになりたい」という言葉は、未来に向かって言っているの
ですが、実は、今が、置いてけぼりなのです。
「今は、どうなの？」ということです。
今に生きていません。
「幸せになりたい」
こう言っているうちは、未来に希望がありますが、「今、幸せでは
ない」と肯定しているのです。
「幸せになりたい」と言っておくのと、平行しながら、「今は幸せ
じゃない」と言っているのです。
では、どう言ったら、いいのでしょうか。
「今、とても幸せです」と言えばいいのです。
今に生きるのです。
なりたい状態を、今してしまうのです。
「今、そうなんだ」と肯定することです。
今を、幸せだと、肯定していくのです。
実際に、幸せであるかどうかわからなくても、今現在が、そうであるか
のように、言えばいいのです。
幸せであるかのように、振る舞うのです。
言えばいいのです。
幸せの先取りです。
先に「幸せだ」と言っておくのです。
そう言っておくと、本当に、「幸せだ」と感じられるから、不思議です。
人は、その人が思ったようになるのです。
「ツイていない」
「運がない」
「アンラッキー」
と思ってしまえば、本当にそのように、なってしまうのです。
どうせ言うのなら、いい状態を先取りすればいいのです。
たとえ同じ出来事が起こったとしも、受け止め方を変えればいいのです。
ということは、あなた次第です。
今、幸せかどうかは、関係ありません。
幸せは、あくまで個人それぞれの感じ方です。
先に幸せだと、決めてしまうのです。
先に決めれば、そうなるように、進んでいくのです。
自動運転装置です。
自分が思う方向へ、勝手に進んでいくのです。
「幸せになりたい」という口ぐせから、「今、すごく幸せ」に変えてい
きましょう。
幸せを、今現在に、引き寄せてくるのです。
「なりたい」と言っているうちは、遥か彼方です。
「なりたい」より「なっている」です。
「幸せだ」と言い切って、ググ～ッと、幸せを引き寄せましょう。
幸せを、遠くに感じているうちは、たどり着くまでが、大変な感じがします。
「今、すごく幸せです」と言えれば、これからの過程も、ニコニコ笑って
進んでいけるのです。