護国寺慈善茶会の記 その2
 
 
一日中握りしめていたので(笑)、シワシワなのはお許しを~
 
 
取り急ぎ整理券をいただかないとお席に入れません
2人であちらのお席が先かこちらが先かと思案しながら整理券をいただいて
お茶友さんがそれぞれのお席の時刻を書き込んでくださいました
さすが!
これがとても役に立ちました
 
 
 
全てのお茶室の様子を写真に収めることはできませんでしたが少しだけ
結局護国寺にはいくつのお茶室があったんだろ…
 
 
 

 
 
全部で七席あるうちの六席を回っておねがい
これも大先輩の段取りのよさのおかげです
あと一席でコンプリートというのがまた2人にとってちと悔いの残るものとなりましたが照れ
大師会のお席が早々にお仕舞いになっていたのです
 
 
しかーし、お昼御飯も結局食べられず六席回ると後半はお抹茶もお菓子もだんだん胃に重く感じられます
なので後半はお菓子はいただかずに持ち帰りました
お茶友が「タッパー持ってきたらいいわよ」と教えてくれたので助かりました
でもね、そうおっしゃっていたお茶友さんはぜーんぶ召し上がったのですよ~(笑)
 
 
こちらは大日本茶道学会のお菓子
お道具では色ガラスのお水指が目を惹きました
そして蓋置に柄杓を置くときにポトンと落とす所作も初めて拝見いたしました
この日の為に詰めていただいたという音羽の森という銘のお茶
他のお席のお茶とは違う個性が引き立っていてとても印象に残るお味でした
 
 
 

 

 

裏千家のお席はお濃茶

柚子の香りがこの季節ならではの主菓子と

お軸は「無事是貴人」

まろやかで口当たりの良い美味しいお濃いでした

私は大樋焼のお茶碗でいただきました

そして外廊下での待合の時にひとりひとりに小さなカイロを配っていただきました

お心遣いも細やか

 

 

 

江戸千家のお席では蒸したてホカホカの蕎麦饅頭が供されて

寒空に冷えた体に染み入る温かさ

お茶杓は表千家ゆかりのものでした

お仕舞いの後席主でいらっしゃるお家元が御挨拶においでになっておねがい

半東さん皆さまのきものがなんとも品の良い、見るからに上質のものでしたよ~ラブラブ

まるで先日発行されたきものSalonのお茶のきもののページさながら

きもの好きだからついつい目が行くの~

 

 

 

遠州流のお席はとても和やか

なんと新潟県長岡よりお社中御一行がおいでになったとか

長岡のお話も伺いながら初めて拝見するお点前にも目が釘付けに

お道具類は抱きかかえて持っておいでだったとか

お帰りの際はお道具は宅急便で送るのだそうですニコ

「終わってしまえば傷がついてもいいのですよ~」なあんて席主の方が笑っておっしゃっていたけれど

それだけこちらのお茶会のお席を大切にお考えだったのですよね

 

 

 

最後に入らせていただいたお席は護国寺のお席

立礼のお席でしたが最後ということもあり護国寺の歴史やこのたびの慈善茶会の主旨など

様々なお話を丁寧にご説明していただきました

お菓子は麩菓子

なんだろ?中に大徳寺納豆のようなものが入っていたような…違うかな?

 

 

 

そしてそして

表千家のお席

自分がお稽古している流派だからというわけでもないけれど

やっぱり一番印象に残るお席でした

決して華美ではなく(お茶友は「やっぱり地味だったわよね」なあんて言ってたけど)

いかにも表千家らしいお席だったと思います

お茶室も何とも言えない侘びた雰囲気を感じさせる小間で

かすかに部屋に入ってくる陽の光が更に雰囲気を醸し出していました

 

 

 
 
 
お菓子は薯蕷饅頭
お正客の方が銘をお尋ねにならずわからずじまい…
この日はなんと、京都からすごい方々がお見えになっていました
同じお席にいらっしゃったおばさま方が「すごい方なのよ~ドキドキ大ファンなのよ~ラブ」と大興奮!
そういえば少し前に放送されていた「清流無間断」に出ていらした方も
ヒヨッコの私は〇〇宗匠よ~と言われてもピンとこず滝汗
でも流れるようなお点前を間近で拝見することができて勉強になりました
こんな機会は私のような初心者にはめったにないことなのではないかと…
 
 
入らせていただいたお席のうち二つのお席のお道具に
表千家ゆかりのものがありました
そこで千家の繋がりを改めて感じたり
また、お釜などに鳥をあしらったお道具がちらほら
お家元のお好みもあるとのことでした
 
 
 
とまあざっとこのようなお席でした
まだまだわからないことだらけで一つ一つを覚えて帰ることができなかったのですが
本当にいい経験となりました
やっぱり経験してこそ身についていくものだなあと実感したり
これからまた精進していこうと心をあらためたり
 
 
 
あとはお茶をなさるおばさま方のパワーに圧倒されたり爆笑
お茶席のきものも勉強になったしとても目の保養になりました
お茶の制服ともいえる色無地も皆さま上質なものをお召しでそれぞれに個性がありました
木村孝先生がおっしゃっていたことがそのままが目の前に
地紋の与える印象や色合わせなど勉強になりました
何よりきもの率が九割ほどということにも驚き
 
 
お隣に座っていらっしゃった方とおしゃべりしたり席中で助けて頂いたり
思い出に残るお茶会のひとつとなりました
まさに一期一会を体感
お茶友さんとご一緒できたからこそ有意義なものとなったのだと
お茶の紡ぎだすご縁にもありがたさをしみじみ感じ入りました
 
 
 
ただ、とにかく寒かった…チーン
おかげですっかり風邪気味の私です…ゲホンゲホン
 
 
以上初めての護国寺慈善茶会の体験記でした~
初心者の備忘録ですので知識が足りずテキトーですがお目こぼしを…
 
 
来年も行けるかな
来年はきものでGO!!!笑
朝が弱いから無理な気がする~汗