前回、「骨の上に立つ」と言うことをお話ししました。
では、具体的にどうしたらいいのか?
まず、
足裏にある「ポイント」を探します。
1.内くるぶしから足の裏へまっすぐ下に
2.そこから足の裏の幅3分の1内側のところ
3.この部分と膝のてっぺんで押し合うと、
突っ張り棒の両端を押し合っているような感覚のところがあります。
そのポイント(重心)に体重を落とす感覚で立ったり歩いたりしてみましょう。
意外と後ろの方で、びっくりしませんか?
実は、そのポイントは、膝下にある2本の骨の太い方(脛骨)の真下に当たります。
向かって左の指の先に太い骨(脛骨・ケイコツ)
向かって右の指の先に細い骨(腓骨・ヒコツ)
もし、よく分からないようでしたら、足裏のかかと寄りの場所をげんこつでたたいてみましょう。
すねの骨にゴンゴン響くところがそのポイント(重心)です。
そのポイントより、前の方に重心を落としてしまうと前重心(つま先重心)
後ろの方に落としてしまうと後ろ重心(かかと重心)
になってしまい、
前重心になると、
常に前後の筋肉に負担ががかり、
前ももが太くなったり
ふくらはぎが太くなったり
膝に痛みが出てしまったりします。
後ろ重心になると、
立つ・歩くの安定性に欠け、
腰痛の原因になったりします。
また、足の外側に重心を落としがちな人は、
外ももが張ったり、
ふくらはぎも外側にバーンと張りだした脚の形になります。
O脚の人も多いです。
立ったり歩いたりする時に、そのポイントを意識するだけでもいいです。
バレエのつま先立ち(ルルベ)のときも重心はここです。
試しに、一ヶ月ぐらい、そのポイントのことを考えながら歩いてみてださい。
体重は変わらずとも、いつの間にか脚の形が変わってくるはずです。
ちなみに、
スキーでもそのポイントを意識して
外スキーを踏んだり回したりすると
いいです。