あなたが正しいか、わたしが正しいか。

あなたの方が素晴らしいのか、わたしの方が生きる価値があるのか。

わたしは完璧で、あなたは不完全。

だからあなたは、わたしの思う通りに動いてくれればいいのよ。

そんな自我万歳の世界を創造していたのは、誰でもない、わたしでした。

鏡の法則を遣えるようになったことで、そのことを知ることができて、本当に良かったと思います。

何故なら、自分で創造していたのですから、他の創造もできるからです。

鏡の法則を遣えるようになって、何が良かったかと言えば、

事実を捉えることができるようになってきたことです。

人間意識は、感情をとても大切にします。

ですから、人間＝感情のように、

「自分自身を受け入れることが必要。」　と言われれば、

「悲しいと思っているわたしを受け入れる。」　とか、

「失敗して辛いと思っているわたしを受け入れる。」　のように、

わたしと感情がワンセットになってしまいます。

でも事実は、そうではありません。

「失敗して辛いと思っているわたしを受け入れる。」

というのは、事実を誤魔化しただけに過ぎません。

観るのは、「失敗した自分」　です。

１ヶ月も前から準備する時間はあったのに、

まだまだ時間があると先延ばしにし、やっと準備をし始めたら、自分が思っていた以上に手間がかかることがわかった。

わかったけれど、手間をかければ当然間に合わないからと、「これくらいでいいや」と当日を迎えた結果、

失敗した。

観るのは、落ち込んで悲しんでいる自分ではなく、

いい加減にやり過ごしたという事実です。

「私は、精一杯やったのに・・・」　と、自分の事実を認めようとしないのは、『保身』と言う名の自我に過ぎません。

この世のしくみは、本当にシンプルで、事実だけが還ってきます。

もちろん、精一杯やって、もうこれ以上無理だと、自分の全てを出し切っても失敗することはあります。

でも、この失敗は、必ず次のステップへ進むことができる失敗です。

成功する前の前兆のようなものです。

鏡の法則は、とてもシンプルです。

シンプルだからこそ、結果を観て、観察をすることができます。

鏡が観せてくれる謎解きの答えをみつけた時は、本当に感激してしまいます。

例えば、答えをみつけたのが、夜の眠りにつく前だったとすると、もうその時点でワクワクです。

明日起きたら、どんな世界が創造されているのかが楽しみだからです。

事実を捉えていく