上手くいかない事が起こったり、
思うように成らない事が起こったり、
自分では、どうしようもないことが起こった時を、『悩み』とします。
『悩み』が生まれると、それを何とかしようと、
もがきはじめます。
頭の中で考えて、関係者に相談したり、何とかならないかと頼み込んだり、
自分は間違っていないのだから、相手の間違いを正して欲しいと、誰かにお願いしたりと、
何とか、自分の想い通りにならないかと、もがきます。
この状態は、イメージで言えば、
水の中で、もがいている状態で、苦しくて仕方がありません。
もがけばもがくほど、力も使い果たして、どんどん沈み込んでいくようなイメージです。
これは、わたしの何かが、わたしを重くしている状態なので、その重くしている何かに気づく必要がある状態です。
今、わたしが悩んでいる次元には、答えがありません。
どんなに、わたしの経験や知識を絞り出しても、答えはでません。
経験や知識は、それ以上でも以下でもないからです。
悩むことは、人間にとってはイヤなことではありますが、
この悩みこそが、次元上昇させてくれるトリガーになっています。
よく、スポーツ選手の方が、スランプに陥っていると言われる時があります。
スランプは、まるで悪いことのように思われがちですが、
スランプこそ、次のレベルアップにつながっていきます。
ここで止めるか、継続するかで、
この先の未来は、変わってしまいます。
わたし達は、あることが上手くいくと、そのことを継続しようとします。
ある程度は、その方法で上手くいきますが、必ずスランプが起きます。
停滞です。
そのタイミングが、成長や学びのタイミングになります。
そこには、必ず『気づき』があります。
『気づき』が起きることで、一気に流れが変わります。
この『気づき』が、次元上昇です。
苦しくて、もがいて、いつになったらこの苦しさから脱出できるのかと、
先が観えないわたし達には、不安や恐怖に苛まされてしまいますが、
必ず、浮上していきます。
じゃあ、どうやったら、その『気づき』が訪れるのかと思うかもしれませんが、
それを、頭で考えようとするから『気づき』が起きないのです。
「わたしには、わからない。」
と、諦めることです。
もがくから、沈んでしまいます。
「もがく」というのは、現実世界で言えば、
誰かに相談しまくったり、何とかならないかと、がむしゃらに動きまくることです。
わたしを水の中に沈ませているモノが何かを知るのは、わたしだけです。
現実の世界は、それを投影しているだけです。
わたしの中の宇宙に質問することです。
「今の状態から脱出する方法を教えて欲しい。」
そうやって、「わたしには、わからない」のだと素直になって、力を抜けば、
必ず、
わたしが体験してきたこと、持っている知識、築いてきた人間関係が、総動員され
そこから脱出する方法を教えてくれます。
「閃いた」ことを疑わないことです。
実行に移していきます。
この世界は、思っただけではどうにもならない世界です。
意識とその意識が向かう方向へ行動しなければ、何も起こりません。
悩んだ時だけでなく、日常的に、自分自身に質問し、閃いたことを実行に移していきます。
そうでなければ、自分の閃きを信じることなんてできないからです。
「どうする?」
「何をしたい?」
「どっちがいい?」
世界中の誰とよりも、自分との会話を何よりも大切にしていきます。
生きて行くうえで、最高の相談相手であり、最高のパートナーと人生を歩むことになります。