『宇宙銀行』って言葉、聞いたことありますか?
わたしが読んだ本の中に、稀に、この言葉を使っている方がみえました。
銀行というと、お金を預けるところ、お金を出し入れするところ、お金を貸してくれるところというふうに、お金にまつわることになりますが、
『宇宙銀行』というのは、預けたモノが、何にでも化けて、わたしの手元に戻って来るみたいなイメージです。
というお話しを、わたしが今しているということは、
わたしは、『宇宙銀行』の存在を「信じている。」ということになりますね。
わたし自身、『宇宙銀行』という言葉は、とうの昔に忘れていました。
でも、今、わたしが体験していることを思うと、『宇宙銀行』は、「本当にあるな。」と思えたからです。
かつてわたしが読んだ本に、『宇宙銀行』という言葉が書かれていて、そこには、
「いくらでもお金は引き出せる。」
というようなことが書かれていました。
確かに、それは凄い!と思いましたが、
いったい何をすれば、お金を預けたことになり、どうすれば、お金を引き下ろせるのかと、そう思いました。
『宇宙』というと、天体の『宇宙』を思い浮かべますが、わたしの言う『宇宙』は、わたしの中に存在している『宇宙』のことです。
このわたしが観ている世界は、わたしの外に在るように観えますが、全ては内側に存在しています。
イメージで言えば、
こんな感じです。
目を閉じて、何も聞こえない場所に身を置いて、五感に感じる感覚を全て消滅させ、一切の言葉を無くすと、「わたし」の存在は、無くなります。
目に観えたモノや、触ったモノ、臭い、味、音、それを体感したとしても、言葉がなければ、わたし達は、何も認識することができません。
何かを考えることができるのは、言葉があるからです。
自分が感じた感覚や、想いを表現したモノが言葉になります。
凄い怖い思いをしたのに、「あ~、楽しかった」とは言えないし、恐怖を感じた感覚は、体中に感じます。
そんなわたし達は、常に何かを考え、常に何かを想い、常に色々な感情を味わっています。
その言葉を遣うことで、わたし独自の世界が創られて行きます。
ということくらいしか、今のわたしにはわかりません。
ちょっと、お話しは変わりますが、わたし達の血液は、
骨髄の中で造られます。
わたし達の体は、ものすごいネットワークで造られています。
「ちょっとぉ~、酸素が足りなくてしんどいんだけどぉ~」 と、メッセージを送ると、
「あっ、ごめんごめん、じゃあ、赤血球をたくさん造って送るから、ちょっと待っててぇ~」って、
骨髄が反応して、元々は幹細胞っていう細胞なんですが、その幹細胞が赤血球だけをいつもより増産するみたいな、そんな働きをします。
そんなふうに、『宇宙銀行』も、
わたしの中にある材料を遣って・・・
わたしの中にある材料っていうのは、人間関係であったり、知識であったり、技術であったり、体験してきたことで培ってきたモノです。
それは、わたしがこの世界に生まれた瞬間から貯められたモノです。
ただ、どうも、『宇宙銀行』に預けることができるのは、肯定の意識のように思います。
わたしが思う肯定の意識とは、そんな難しいモノではありません。
やりたいと思う事を、やって満足したり、
誰かの役に立てたらなぁと、何かの行動をしたり、
わたしがやったことで、誰かが喜んでくれたり・・・
難しかったけど、しんどかったけど、やりきった時とか・・・
相手の願いも、わたしの願いも叶えたりとか・・・
丸っとまとめると、『満足感』って、言えるのかもしれません。
そういう満足した想いというのが、満足感 = 肯定 = 在る
この在るが、わたしの中の『宇宙銀行』に、積み立てられていくようなイメージです。
積み立てですから、利息もそれ相応についてくるような・・・
でも、
不満足 = 否定 = 無い
そいう意識や言葉、想いは、無いので、貯めることができないんじゃないかなと。
否定とは、
「わたしは、何もできない。」とか、
「今のわたしは嫌いだから、変わりたい。」とか、
誰かや、何かを否定したりとか、
丸っとまとめると、『楽しくない想い』って言えるかもしれません。
わたしがこの世界で、今、足らないモノがあって、
それを素直に、「欲しい」と言えば、
『宇宙銀行』は、わたしの在る世界から、必要なモノに変化させて、与えてくれるように思います。
ただ、この「欲しい」には、コツがあります。
「欲しい」と言う前に、
◯もうわたしにはこれ以上無理だというところまで、やり切ること。
↑
余裕があって、まだやろうと思えばできるのに、やらないという時は、宇宙銀行は開かない。
◯何を望んでいるのか、明確にすること。
↑
結果を望むのではなく、どういう状態に成りたいのか。
例えば、
「買いたいと思うモノを買っても、十分に住宅ローンが払えるように成りたい。」
◯望んだ後は、「どんな結果が現実世界に観えるようになっても、一切文句は言いません。
完全にお任せします。」
と、どうなるのかは、完全にお任せして、あとは、目の前のことを一生懸命にする。
↑
宇宙の法則を完全に信じている状態にあること。
忘れてはいけないのは、
『宇宙銀行』は、わたしの中にあります。
在るモノからしか、おろせません。
それは、現実世界と同じです。