自我の世界から脱出するには、
自我が選択する方向と真逆の方向に、意識を向ける必要があります。
「まっ、いっか。」
「今日くらい、いいか。」
「めんどくさいから、やめておこう。」
「お金は欲しいけど、働きたくないなぁ~」
「仕事はした方がいいけど、朝早く起きるのがイヤ。」
「傷つくのはイヤだから、聞かなかったことにしよう。」
本当は、どうすればいいのか、わたしが一番よくわかっているのに、我欲に負けて、それをやらない方向へと意識を向けてしまう。
「遊びたい、飲みたい、いろいろやりたい・・・と、そんなんで優勝できるわけないですからね。勝ちたいんだったら、野球やるしかないんです。」
と、23歳の大谷選手は、栗山監督の前で、そう言ったそうですね。
わたしも、大谷選手がインタビューを受けている場面で、
「何が一番大変ですか?」のような質問をされたときに、
「自分の欲と闘っています。」
と答えているところを見た事があります。
おそらく、23歳よりもっと前から、大谷選手は、自分の我欲から逃げずに向き合ってきたんだろうなと、勝手な想像をしてしまいますが、
その結果が、今の彼を創り上げたのだとしたら、
我欲と、真逆の方向へ進んだら、こうなりましたよと、教えてくれていることになります。
試合が終わったあとのインタビューで、
「何をすればいいのか、わかっているので。」
と、大谷選手は言います。
「44本でホームライン王になったのですから、次は50本、60本と考えてしまいませんか?」
そう質問された彼は、
「60本、打てると思ってるので。」
そんな答えを返していました。
自我が選択する方向は、わたしの体験してきたこと以上のことは、体験することができません。
でも、自我が選択する真逆の方向へ、意識を向け行動を起こしていけば、無限の方向へ向かいます。
大谷選手は、それを実践して、観せてくれています。
我欲で、わたしの世界を変えるのは不可能です。
わたしの世界を変えることができるのは、意識です。
わたしは、わたしを律していきます。
10月24日に出版された、わたしが書いた本です。
第一章は、息子の発病から亡くなるまで。
第二章は、亡くなった息子とつながった奇跡。
第三章以降は、こころのしくみを書いています。
3月に書いた原稿で、幼かったわたしがいますが、ご興味のある方は、読んで頂けたらと思います。
来年には、2冊目を出版できるよう、成長し続けたいと思っています。