『もう一つ』の世界の存在を知るまでは、
「魂の学び」って、いったい何? で、学んでどうなるの?
そんなふうに思っていました。
それでも、多分、いい人になることが、学びなんだろうと思っていましたから、
人に優しくできることや、自分の感情をコントロールできることが、学びなんだろうと、大きな勘違いをしていたもんでした。
今世、わたしが、どこまで学ぶことができるのかは、わかりません。
おそらく、肉体を離れた時に、その答えが出るんだろうと思っています。
『もう一つの世界』の存在を知るようになってわかったのは、
『魂の学び』とは、人という肉体を遣って、『意識の世界』と『現実の世界』が、どのようなしくみになっているのかを学びながら、成長していくことなんだろうと思っています。
この世界には、時間が存在します。
学びに、時間制限があるということになります。
おそらく、本来、わたし達意識が、肉体を遣って、学ぶ必要があるレベルがあるのだろうと思います。
そのレベルに達成すれば、もう輪廻転生をしなくなるのか、それとは関係なく輪廻転生を繰り返すのか、それとも、全く別の学び方があるのか、今のわたしには、全くもってわかりません。
ただ、確信できることは、
わたしには、今世、この肉体を遣って学ぶレベルがあるのだろうということ。
そう言い切れるのは、
自我の世界にいた時の『悩み』というものが、この世界のしくみを知ったことで、消滅してしまったからです。
誰かに話しを聴いてもらうことで、確かに少しは楽になりましたが、解決するわけではありませんでした。
何故なら、『悩み』は、わたしの中に存在し、わたしにしか解決できなかったからです。
『悩み』の構造がわかったことで、わたしの中に、『悩み』は創られなくなっていきました。
そのことを、現実に体験することができたことで、
「あぁ、本当に、魂の学びの世界だ。」と、心底、腑に落とすことができました。
そんな体験をしてきて気づいたのですが、この世界は、有限です。
1日1日、年老いていき、いつかは死を迎えます。
事故、もしくは病気で、明日死ぬかもしれません。
この限られた時間の中で、どこまで学ぶことができるのか。
わたしは、今世の学びが、来世に引き継がれていくのだろうと思っています。
学びは、人間の年齢には関係がありません。
10歳であっても、100歳の人より学んでいるかもしれません。
それは、前世での学びが、今世に引き継がれたからだと思っています。
生まれた環境を恨んだり、憎んだり、あの両親に生まれなければ・・・と思う事があるかもしれませんが、
この世界のしくみを知ってしまえば、その環境が設定してきた環境であり、最善の学びの場が用意されていたことが、わかってしまいます。
自我の世界にどっぷりと浸かっていた頃のことを思うと、とても無駄なことをしていたと思います。
何かを選択する時、どちらが自分を幸せにしてくれるかと悩んだ時間。
何か不快な出来事があると、ああでもない、こうでもないと、幻想物語を膨らませる時間。
「めんどくさい」を遣って、いつまでも行動に移さなかった時間。
過去の後悔や、未来の希望や不安という、自我の幻想物語を創造する時間。
この時間は、今までのわたしにとっては必要な時間でしたが、
今からのわたしにとっては、無駄な時間です。
目の前に現れた現実の課題をクリアしていけば、
どんどんと次元上昇していきます。
『魂の学び』は、次元上昇です。
Aという課題がクリアできないのは、今、わたしがAより下の次元にいるからです。
課題が解けた瞬間に、Aの次元に異動します。
『課題』って言われると、どうしても学校で学んできたわたし達は、テストの問題の出し方を思い描いてしまいますが、
「課題って何なんだ?」
と思うなら、それが『課題』です。
答を見つける時、テストの答えをイメージせずに、
「サイン」をみつける。
「メッセージ」をみつける。
そう思った方が、わかりやすいかもしれません。
わたしは、亡くなった息子からのサインやメッセージをみつけることが、嬉しくて嬉しくて仕方なかったのですが、その意識の向け方が、課題をみつけたり、解いていく訓練になっていたのだろうと、今になって思います。
ガイドや意識界にいるわたしからの「サイン」や「メッセージ」は、誰もが受け取れます。
自分の意識を、外に向けた瞬間、「サイン」や「メッセージ」は、消えてしまいます。
目の前に現れた課題をクリアしていくことが、最短最速で、次の扉を開けることになります。
10月24日に出版された、わたしが書いた本です。
第一章は、息子の発病から亡くなるまで。
第二章は、亡くなった息子とつながった奇跡。
第三章以降は、こころのしくみを書いています。
半年前に書いた原稿で、まだまだ幼かったわたしがいますが、ご興味のある方は、読んで頂けたらと思います。
今よりもっと成長して、来年には、2冊目を出版したいと思っています。