自我は、いつも不安を持っています。
100%、そうなると約束してくれないと動こうとしません。
それも直ぐに、その通りの結果になって欲しいと望みます。
シミやシワが無くなるクリームがあると、before と、after の写真を見て、こんなになるなら私も使いたいと使い始めます。
朝晩、必ず綺麗に洗顔をしてから使用するように書かれているのに、付けたり付けなかったり。
化粧を落とさず寝てしまったり、夜遅くまで起きていたり、食事を作るのは面倒だからと、適当に好きな総菜だけ買ってくる。
クリームを購入してから1ヶ月が経つのに、いっこうにシミもシワも変わらないと、使うのを止めて、別のクリームを購入する。
体のしくみも、シミやシワができる原因も、そのクリームを最大に活かす方法も知ろうとしないまま、頭の中でイメージしたままのことが現実に起こって欲しいと思う。
あ・・・、私は、化粧を落とさず寝てしまうということは、ありません
例えとしてお話しさせて頂きましたが、こんなことはよくあったなぁと思います。
・・・いえいえ、美容のお話しではなくて、この世のしくみの理のお話し。
この世のしくみの理は、目に観えるモノでもなく、手で掴むこともできません。
その理を知って遣おうとしても、自我はなかなかそれを信じようとしません。
自我にとって、目に観えないモノ、手で掴むことができないモノは、あやふやでしかなく、確証を持つことも、信用することもできないのです。
この世のしくみの理の存在を、心底自我に信頼させるためには、自我を持った私が、実体験をして、
「本当にそうなんだ」
と、何度も何度も体験させることだと思います。
自分の思い込みを手放すと、心が軽くなることや、上手くいかなかったことが、上手くいくようになったり、
自分の無意識の中に、どんな設定をしているのかを知ることができれば、その制限から解放されて、自分の意識が拡大されていく体験を、
何度も何度も繰り返せば、自我の存在が自分にとってどんな存在なのかが段々とわかってくるようになります。
心の中が、自我で埋め尽くされていたのですから、自分が自我の中にいることさえ気づきません。
でも、自我の世界ではない世界があることがわかりだすと、自我の存在が観えてくるようになります。
それでも自我は強烈です。
ちょうど、映画やドラマを見ていて、どっぷりとそのお話しの中に入り込んでしまって、自分が悲劇のヒロインになってしまった気分や、悪役をやっつける超正義の味方になったような気分になって、映画を見終わっても、その世界に入り込んでしまっているような感じです。
映画と自分との区別がつかなくなったような状態。
どっぷり浸かりすぎて、浸かっていることさえ気づけないんです。
おまけに長い間、自我の世界にいましたから、
意識が緩めば、いつだって元に戻るというしくみ。
ダイエットして3キロ痩せるのに、相当意識して頑張ったのに、気を緩めたら、1日で戻ってしまった みたいな・・・(※今日はなんだか、美容にこだわるなぁ)
それくらい自我は、強烈です。
私に足らなかった、最後のピース。
それがわかりました。
99.9%、ピースは埋まっていたのに、あと0.1%足らなかったモノ。
それは、『完全なる信頼』です。
この世のしくみの理を遣って、自分の望む結果を得ようとしていたのです。
この思考は、自我そのものです。
『今、この瞬間』を、ただ、この世のしくみの理に乗せればいい。
ただ、それだけだったんです。
これはまだ、気づいただけで、これからこの方向に意識を向けて実践です。
私の心の中のイメージとしては、
ジェンガをしているような気分です。