「あの人は、、地に足をつけた生き方をしてるわねぇ~」
「それに比べてこの人は、地に足もつかない生き方してるわぁ」
私は、看護師として真面目に働いていたし、家も建て、子ども達も育て、「地に足をつけた生き方をしていたか?」と問われれば、「そうですね。」と答えてもよかったのかもしれない。
でも、そうじゃなかった。
『地に足をつける』とは、
『地面に足をしっかりと付けて、どっしりと安定した様子から、「落ち着いた様子」、「着実な様子」、「安定した様子」という意味があります。
物事を、ゆっくりでも確実にこなす様や、落ち着いて安定している様、集中している様を表す時に使われる表現となります。
安定感や安心感、信頼感などをイメージさせる言葉として好んで使う人も多くいます。』
Meaning-Bookより引用
言葉どおりを引用すれば、あの時の私は、地に足をつけた生活をしていたと思う。
でも、心の中は、そうじゃなかった。
子ども達の教育費や、その後の就職先や結婚のこと。
義父母や、実父母の老後のこと。
自分達の仕事のこと。
心の中に、いつも『不安』と言う、この二文字が居座っていたように思う。
自我を創った、この重い周波数を外していくことで、この『不安』が徐々に消滅し始めた。
逆の捉え方をすれば、これほどまでに重い周波数と言うのは、人を『不安』にさせるものなんだと、度を越して、感心させられてしまう。
この『不安』が、成るように成る世界を見せようとさせず、
この『不安』が、委ねることをさせようとしない。
この『不安』が、自分自身を信じることをためらわせ、
この『不安』が、焦らせる。
どんなに言葉通りの、安定した生活をしていても、私の心の中は『不安』で満たされていた。
地に足をつく生き方をしているなど、思ったこともなかった。
いつも足元は、フワフワしてた。
そんな私が、今は『地に足をつけた』生き方をしてる。
それは、そう感覚で感じるだけではなく、実生活がそうなってる。
別に転職をしたわけでもないし、リフォームをしたわけでもない。
外から見れば、なんの変わりばえもしない。
明かに前の自分と違う日常生活。
それは、「今に集中している」ということです。
以前の私は、料理をしていても、お茶碗を洗っていても、その行動はしていても、頭の中は、違うことばかりを考えていました。
それが今は、今自分がしている行動と意識が一致している。
これが、地に足がついていると思える、一番の要因だと思います。。
この感覚が、私にとっては、地に足がついているといえますが、
めちゃくちゃ、楽です。
何をしているわけでもないけど、めちゃくちゃ楽しい感覚です。
それはまるで、明日遠足に行く、小さい子どもの頃のワクワク感と似ています。