本当の自分が、舵をとっている時は、何の抵抗もなく、船は流れていく。
ガイドは、私の胸にある羅針盤が、どの方向を向いているのかを常に観察してくれている。
勘違いしてしまうのは、「何の抵抗もなく」と言う感覚。
これは、人間意識で言う、
「やりたくないことは、やらないくていい。」 と言うことではありません。
むしろ、スピリット意識から捉えれば、
「やりたくないことは、やらなくていい。」 と、
やらなければならないことから、無理やり目を背けていると言う、むしろ抵抗している感覚です。
この『抵抗する』 と言う感覚は、無視し続けると、段々わからなくなっていきます。
この『抵抗する』と言う感覚を例えで言うと、
やらなければならないとわかっていながら、楽しい遊びの方に意識を向け、夏休みの宿題なんてこの世には存在しないくらいの勢いで、自分の意識を宿題の方に向けないようにしながらも、心の奥底では、絶対に後悔することも、絶対に8月31日には宿題を仕上げられないことも全てわかっているのに、それでも遊んでしまうと言う感覚と似ています。
ただ、質が悪いのは、夏休み中に宿題を終えない自分が当たり前になり、宿題をやらずに遊んでいることが平気になり、9月1日になって宿題をやっていないことで先生に怒られたとしても、それが平気になってしまい、挙句の果てには、新学期が始まって、今週中には提出しなさいと言われているのに、それをずっと放置し続けても平気になってしまう。
その「脳のしくみ」に流されてしまうことです。
ハートが抵抗している時の感覚は、
嫌な感じ、
モヤモヤする
目の前の事に集中ができない
自分の思うようにしたいと、それ以外のことが考えられない
やらなければならないとわかっているのに、他のことをしてしまう
言い訳をして、何とかそれから逃れようとする 等々
スピリット意識では、その抵抗している感覚こそ、嫌なことで、放置することができなくなります。
歯を磨きたいのに、磨けない。
服を、前後ろ反対に着てしまっていることに気づいたのに、着替える場所がない。
ストッキングに伝線が入っていることを指摘されたのに、履き替えるストッキングがない。
こんなふうに、ハートに抵抗を感じた時は、本当の自分ではなく、思考が舵を取っています。
思考は、本当の自分のことなど無視をして、
周りの人が言うことや、
周りの人から、どう見られるかで、舵を取ろうとします。
※自我が強すぎて、全く人の目も、他人の意見も聴かない人のことは、ちょっと置いといてください。
その時は、自分のハートに抵抗を感じているはずです。
抵抗を感じたら、まずはその周波数を外す。
それから、再度意識をハートに向ける。
本当は、どうしたいのかを相談する。
選択に迷うなら、少し時間をおく。
焦るようなら、その周波数を外す。
それから、再度意識をハートに向ける。
本当は、どうしたいのかを相談する。
選択に迷い過ぎるなら、その迷いを外す。
とことん自分に向き合っていきます。
救命救急をする時でさえも、一呼吸します。
本当の自分が舵を取っているのか、思考が舵をとっているのか
常に、その感覚に意識を向けるようになっていけば、きっとその感覚を掴めるようになっていきます。
本当の自分が舵を取るようになると、宇宙の采配に委ねることができるようになります。