ずっと、飛びたかった。
いつの頃から、そう思っていたのか覚えていないけれど、
ずっと、飛びたいと思ってた。
エベレストより、もっと高い山から、
おもいっきり助走して、
おもいっきり羽を広げて、
おもいっきり飛びたかった。
なぜ、そう思うのか。
どうやったら、飛んだと思えるのか、わからなかった。
何か、自分が一生続けていけるような、大好きな仕事を見つけて、おもいっきり稼ぐことなのか。
何か、自分がやるべき役割を見つけて、お金のことなど関係なく、思いっきりやりたいようにやることなのか。
でも、どちらをイメージしても、ちっともしっくりこなかった。
そうなったらいいなぁとは思うけれど、そうなったと思っても、ちっとも嬉しいと思わなかった。
今、ここに来て、やっとしっくりくる感覚と出会った。
それは、『解放感』
〇〇すべきである。
〇〇しなければならない。
〇〇が当たり前。
〇〇でなければならない。
と言う、観念や信念。
〇〇がなければ、幸せになれない。
〇〇がなければ、人間関係はよくならない。
〇〇がなければ、社会生活になじめない。
と言う、条件が付いていなければ、手に入れられないという制限。
私が解放されたかったのは、
誰からでもない、『自我』からの解放だった。
自分が持った観念や信念や条件に、自分自身が縛られていた。
でも、私は、まだ飛んではいない。
それでも、どの方向へ向かって飛べばいいのかはわかった。
しっかり助走できるように、『今』を本気で生きる。