『委ねる』とは、諦めることではない。
全ての思考を払いのけ、『無』の状態になること。
目の前に何が起ころうと、それが最善であると、受け入れることができる。
何故、その出来事が目の前に現れたのか、意味を観察する。
思考ではなく、感情、感覚を掴む。
集中するのは、その1点だけ。
『委ねる』ことができた時、それは、自分自身を、この宇宙を、1点の曇りもなく信頼できた時。
「不安」「恐怖」「自己否定」等々、あらゆる人間意識が、存在しなくなった時。
ストレスは、一切存在せず、本当の自分が体験したかったことを、満喫する。
このために生まれたのかと、実感する。
『ゾーン』に入る。
それはまるで、スローモーションのように、全体を見渡せる。
どうやったら、自分の世界を創造できるのか。
そんな疑問さえ浮かばない。
制限が無くなったスピリットは、宇宙と直接つながり、具現化する。
「それがあったらいいのにな。」
望むでもなく、何となく思った事が、そのまま目の前に現れる。
「こういう方法は、どうかしら?」
そんなふうに、閃きとも思いつきとも言えないほどのアイデアが、誰もが最適だと思える。
でも、こんな事は、まだまだ入り口の手前に過ぎない。