私たちは、願いを叶えたいと思う。
願いの先にある結果に辿り着きたいから。
でも、その願いは、自分が知識や経験で知った範囲内であり、その域を出ることはない。
仕事ひとつとっても、この地球上に、どれだけの種類の仕事があるのか全くわからない。
テレビなどで、仕事内容を紹介されていて、初めてそんな仕事があるのかと知ることだってよくある話し。
私たちは、願いを叶えたいと思う。
その願いは、今の生き方から脱出させてくれるモノになると期待しているから。
その願いは、今の自分をもっと成長させてくれるから。
私たちスピリットは、この人間社会に生まれる前に、シナリオ設定をしてきている。
その設定は、一番この人間生活で体験したかったこと。
この体型やこの性格、この顔。
この家族構成。
住んでる場所。
選んだ仕事。
この設定がなければできなかった体験。
この設定だからこそ、できる体験。
その体験をしたかった。
そのためには、この肉体と本当の自分と、つながらなくてはならない。
つながるためには、本当の自分がいることを信じることができなければならない。
本当の自分を信じるためには、この世で得た、観念や信念やエゴを捨てなければならない。
今世は、今までと違い、この観念や信念やエゴと言う、地球の思い周波数を全部外しても、肉体を持てると言う、スピリットが一番体験したかった体験ができる。
外に見える世界によって、自分の人生が決まるのではなく、自分の人生を意図を持って創造していける。
誰かが得をして、誰かが損をする。
誰かが勝ち組で、誰かが負け組。
命令する人と、命令される人。
スピリットの世界では、そんな事は全く関係がない。
比べる必要がない世界。
誰が、どんな意図を持って創造したとしても、全てが調和の元に創造される。
なにせ、『ゼロ』なのだから。
自分の閃き、自分の感覚。
それは、自分にしかわからない。
自分にしかわからないことを、他の人に、「これで合ってる?」
そう聞いたところで、その感覚は、その人にしかわからない。
スピリット意識なら、何も期待しなくていい。
本当の自分とつながっていれば、本当の自分がやりたかったことを誘導してくれる。
本当の自分とつながるためには、胸のに感じる感覚を信じる。
自分を信じられない状況で、本当の自分とつながることはできない。
本当の自分とつながっていないと、いわゆる『ブレる』 と言う感覚を味わう。
「不安」や「恐怖」、「自己否定」や「無価値感」等々を味わってしまう。
それはまるで、病気になった時と同じで、健康なら痛みも苦しさも何も感じず、やりたいことができるのに、頭痛や吐き気、痛みなど自覚する症状が表れると、途端に何もできなくなってしまう。体が、健康から『ブレた』状態。
心にしろ、体にしろ、『ブレた』状態は、元に戻りなさいよーと、教えてくれている。
何かを期待すると言うことは、今、その期待しているモノがないから。
これは、『陰陽一対』の世界にいる。
『ゼロ』の世界には、『陰陽一対』の世界がない。
『ゼロ』の世界には、全てが存在しているから、何かを期待する必要が一切ない。
自分のスピリット意識に委ねる。
何も期待しなくても、人間意識で期待したモノより、遥かに超えた体験ができる。