ワープロって、知ってる?
もう、30年くらい前かな、その頃はこのワープロってので、文章を打ってた。
そうそう、今のテプラみたいなの。
1行しか画面に文字が見えなくて、そのうち3行くらいは見えるようになったけど、今のようなコピー用紙に印刷するんじゃなく、感熱紙って言うので印刷してた。
ん~、印刷って言うより、熱で写るってかんじかな。
で、その印刷した紙、しばらく置いておくと、文字が消えてしまう
そのうち、このパソコンと言うしろものが出だした。
今みたいに電気屋さんに普通に売ってるんじゃなくて、ワープロとかそういう機器を売ってる所しかなかった。
そのパソコンも、今みたいに容量が大きくなくて、直ぐにバクったり、固まったりして、まぁデリケートで、機嫌そこねると大変でした。
って、こんな話しがわかる年代って、50歳代以上かな。
でね、そのパソコンのキーボードを両手打ちしたいわけですよ。
でもさ、なかなか打てないの。
画面見ながらキーボード打つって言うより、キーボード見ながらポチッ、ポチッって打つって感じで、文章打つのに時間がかかった。
そしたらね、タイピングゲームって言うのをみつけて、それで両手打ちを練習したわけさ。
どんなゲームかって言うと、画面に出た文章を時間内に打つみたいなのでね。
最初は、何分かなんだけど、そのうち30秒以内で、とかにレベルアップしていくわけ。
で、そのタイム内に打てないと、なんて言ってくると思う?
「あなたは、寝てたんですか?」 だよ
うるさいわ ほっとけ
機械のクセに 腹立つ~~~
でさ、悔しいからまたやるんだけど、やっぱりバカにされるわけさ この機械に。
でも、その頃、そんなに何か文章を打たなくてはならないような事もなかったから、一旦こいつと戦うのを止めたわけ。
で、しばらくしたら、やっぱりやりたくなって、またクソゲームと戦った。
そしたらさぁ~、難無く打てるようになってたわけよ
もちろん、もう文句なんか言われない。
『合格』ですよ
この時、学んだわけよ。
もがいて抵抗してるときは、一旦離れる。
よく聞くじゃないですか。
スポーツ選手が、もう辞めたいって引退したのに、もう一度やりたいって。
で、前にはできなかったことが、難無くできるようになったりする。
もっとうまく行くはずだ。
あの人は、難無くそれをやりこなしてる。
あきらめたらおしまいだ。
あきらめたくない。
もっと頑張らなきゃ。
私は、努力が足りないんだ。
こう言う、焦りとか、誰かと比べるとか、自分を責めると言うような、自分の気持ちに抵抗してる時は、何をやってもうまくいかない。
それよか一度、投げ出しちゃってくださいな。
も~、どうでもいいやって。
でもね、人って面白いんだよ。
やりたいことは、やっぱり諦めきれない。
逆に、やっぱりやりたくなければ、それでいいんじゃない?
他の人と同じように並びたいからとか、他の人ができてるのに、私にはできないとか。
なら、きっと違うんだよ。
あなたのやりたいことは、あなたがやればいい。
他の人がやりたいことは、他の人がやればいい。
抵抗してる時やもがいている時は、苦しいし重たい。
スッキリしてる時は、軽い。
きっと、もがいてる自分に気が付いた時、水面から顔を出せるよ。