脳が優位であるとき、
見えるモノ、立証されたモノ、統計上のモノ、計算されたモノ・・・
そういうモノに、振り回されていた。
お昼のワイドショーで、トマトが体に良いと報道されると、その夕方のスーパーには、トマトが品切れになる。
バナナがダイエットに良いと聞くと、バナナが途端に店頭から無くなる。
それでも、数日すると、いつものようにトマトもバナナも、余るほどそこにはある。
何をそんなに焦ってるんだろう。
トマトばかりをバナナばかりを、毎日々買い続け、毎日々食べ続けることなんて、できないのに。
外の情報に振り回されて、何が良くて、何が悪いのか。
どの情報を信じればいいのか。
自分の内側に意識を向け、脳よりスピリットが優位になると
見えるモノに踊らされなくなる。
意識は、感情ナビゲーションである、胸のへ。
用事を済ませた帰り道、車を運転しながら
乃がみの食パンを買って帰ろうかな?
どうする?
自分に相談する。
買わなくていいんじゃない?
そう返事が返ってきたから、買うのを止めた。
二日後、知人からお店は違うが、同じような食パン1斤を頂いた。
最近できたばかりのお店で、このパンも美味しかった。
田舎で育った私が結婚する時、母が桐ダンスいっぱいに着物を買ってくれた。
結婚当初、数枚着ただけで、30年以上しつけがされたままの着物が眠る。
「私が死ぬまで、絶対に売らないで。」
そう言っていた母が、突然着物を売ることを提案してきた。
着物を買ってくれる業者に来てもらい、見積もりをしてもらったらなんと
「〇千円です。」
「今回は、見送らせて頂きます。」
そう答えたと同時に、ある知人の顔が浮かんだ。
すぐさま、その知人に連絡をし事情を説明すると、着物をリメイクする人がいて、その人が欲しいと言っていると返事があった。
でも、私の感情ナビゲーションは、
渡さないで!
そう言うから、その人にはお断りをした。
私は、着物に向かって
あなたたちを、一番活かしてくれる人の所へ行けますように。
そう願った。
数日後、その知人から連絡があり、着物を買ってくれる人が現れたと言う。
その方は、着物を扱っている方で、着物を大切にしてくれる方だと言う。
どんな食べ物が、今の自分とボディに必要か。
本当の自分が、一番よくわかってる。