『見えたモノは、結果』
どういう意味かわからなかった。
そして、その意味がわかったところで、何が変わるのかわからなかった。
例えば、目の前にガラスのコップがある。
この見えるガラスのコップも、氷も、水も、結果。
ガラスのコップは、ケイシャと言う石の粉とソーダ灰と石灰石を混ぜて、1500℃くらいで熱して溶かして、コップの形にする。
※ケイシャって、砂場の砂の中の透明なキラキラする石の粒なんだって
ケイシャやソーダ灰や石灰石と混ぜて高熱で溶かしている時は、まだコップと言う結果にはなっていない。
でも、誰かが、こんな形のこんな色の、こういうガラスのコップにしようと思ったイメージがあったから、ガラスのコップを作ると言うプロセスがあって出来上がった。
ガラスのコップとして、目の前に現れたから、私たちは、それをガラスのコップとして見ることができる。
誰かがイメージして、それを行動に移した結果、見えるモノとなった。
これは、見えるモノの世界でのこと。
でも、実のところ、見えない心の世界でも、結果は見える。
彼女は、本を読んでいる。
これは、結果。
きっと、何か調べたいことがあったのか、その本が面白いと前評判があったのか、好きな作家の本なのか、それは彼女しかわからないけど、彼女がその本を読みたいと言うイメージがあって、本を読むと言う行動に移したプロセスがある。
自分が何か、やましいことをしていると、それはその人しか知らないのに
どうしても行動に出てしまう。
これが、結果。
誰かとトラブルになって、怒りが現れたとしたら、その怒りは、結果。
何故なら、見えるモノになったから。
でも、大抵は、私を怒らせた相手が悪いと考えて、明日から目を合わさないようにする。
この目を合わさないのも結果。
心の中に、この人の顔を見たくないと言う、見えない気持ちがあるから、それが見える行動に出てしまう。
でも、本当に見なければいけないのは、表面に出てきた怒り(結果)ではなく、その怒りの奥にある、怒りの中身。
その怒りは、プライドを傷つけられたから?
その怒りは、相手が何度説明してもわかってくれないから?
その怒りは、私の気持ちをわかってくれないから?
こういう場合、インナーチャイルドが、あなたに対して感じてることです。
インナーチャイルドが、プライドを傷つけられたと思っている。
インナーチャイルドが、あなたに何度メッセージを送ってもわかってくれないと思ってる。
インナーチャイルドが、あなたが私の気持ちをわかってくれないと思ってる。
でも、インナーチャイルドは、あなた自身。
あなたしか、あなたの事はわからない。
トラブルを起こしてくれたその相手の方は、
あなたにとって嫌な存在になってまで、
あなたに気づかせようとしてくれてます。
なぜ、そんな役割をしてまで、私を怒らせるのか?
だって、私たちは、心の奥底にある無意識の部分で何を思っているのかわからないから。
誰かに、鏡になって見せてもらわないと、わからないから。
そして、私たちスピリット同士は、それを外さないと、目を覚ますことができないことを知ってるから。
仲良くて、いつも一緒にいてくれる存在の人と同じように、
嫌な感情を私に感じさせてくれるその存在の人も、同じように大切なんです。
私を怒らせる嫌な人が、感謝の人に変わっていくと、
私の胸のは、エネルギーでいっぱいになる。
集中力も半端なく上がる。
何かをやりたいと思ったら、直ぐに行動に移せる。
何もやらなくても、は、満足感で満ち溢れてくる。
何よりも、自分自身のことを、信頼し切れる。
私たちは、出会う人全てと、持ちつ持たれつの関係を既に持っている。
結果だけを見ていると、そこに気づけない。
私たちって、本当に凄い