自分が壊したのに、「知らない」とウソをつく。
自分が無くしたのに、「知らない」とウソをつく。
自分が食べたのに、「食べてない」とウソをつく。
こういう、相手にも自分にもわかる、バレバレのウソは、わかりやすい。
でも、やっかいなのは、自分にもわからない自分へのウソ。
どんなウソを自分についているのかわからなくても、
日常生活をチェックしてみれば、何か自分をごまかしているのはわかる。
食べること。
寝ること。
排泄すること。
この3つをチェックするだけでもいい。
食べることに対しては、
「これでいいや」「これで済ませとこ」「めんどうだから」
こういうフレーズが続いたら、何か自分をごまかしてる。
料理の苦手な人に、料理を作れと言っているのではなく、同じ総菜やお弁当を選ぶにしても、
「これが食べたい!」「これにしたい!」「こういうのが食べたかった!」
こういう言葉が心の中に現れたなら、自分にウソはついていないと思います。
寝ることに関しても
仕事優先、遊び優先と、常に寝る時間を削って自分ではなく、他の事を優先にし続けた時、
何か自分にウソをついてる。
排泄に対しても
いつも我慢してる状態にあるとすれば、自分をごまかしている。
やがて、この日常生活の生理的な欲求が満たされなくなると、体調の不良として目で見える形で表れてくる。
そして、もう一つの、ウソ発見機は、
怒りと言う感情。
怒りは、誰か他者によって自分の中に現れてくる感情です。
よく言いますよね。
逆鱗(ゲキリン)に触れたとか、地雷を踏んだ。とか。
それは、本当にその通りで、その人の触れられたくない部分に触れてしまった。
ずっと、自分にも誰にも触れられないように、そぉ~っと、そぉ~と、そぉ~っとしておいた
のに。
その、そぉ~っとしておいたのが、
『自分についたウソ』
『自分をごまかした自分』
感情は、感じるためにあるので、怒りは十分に味わってもらえばいいと思います。
でも、怒りが鎮火し始めたら、
そぉ~っと、心の扉を開けてみてください。
「ん? 私は、何に怒りをぶつけてるんだ?」
「この怒りは、自分の何を隠そうとしてるんだ?」
怒りは、
侮辱されたり、バカにされたり、自分の責任にされたり、ウソをつかれた時によく現れます。
と言うことは、自分の中に
侮辱されたくないこと。
バカにされたくないこと。
自分の責任にされたくないこと。
ウソをつかれたくないこと。
がある。
インナーチャイルドが、それを教えてくれているということです。
あなたの本当のあなた(ハイヤーセルフ)とあなたは、最大級の信頼関係でつながっているのが本来の形です。
ウソやごまかしに対しては、最大級の方法で知らせてきます。
それが、怒りと言う感情です。
でも、これに気づいた時、怒りは一気に溶けて、
ハイヤーセルフは、あなたを
全く違う世界へ連れていってくれます。