あなたは、なぜ、この果物より、あの果物が好きなんですか?
あなたは、なぜ、これが趣味なんですか?
あなたは、なぜ、その仕事を選んだんですか?
あなたは、なぜ、あの人ではなく、その人を好きになったのですか?
この果物を好きになったのは、あなたで、今日スーパーの果物売り場で「これが食べたい」と思って買ったのも、あなた。
じゃあ、いつからあなたは、その果物が好きで、なんで沢山積まれている同じ果物の中から、それを選んだのですか?
痛んでいるところがなかったから?
美味しそうに見えたから?
他にも痛んでいない果物はあったはず。
美味しそうに見えるのは、それだけじゃなかったはず。
こうやって、何かを選択する時、『顕在意識』、いわゆる無意識ではなく、はっきりとあなたが選択しています。
でも、その選択は、『潜在意識』と言う、もっと深い無意識のところから始まっているんです。
いきなりですが、生姜糖って知ってますか? 生姜と砂糖で作るお菓子です。
私の兄は、絶対に生姜糖を食べません。
何故なら、小さい時に生姜糖が大好きで食べ過ぎて気分が悪くなったことがあって。
だから、生姜糖を見ると、その気分が悪くなった記憶がよみがえって
「これを食べると気持ち悪くなる」と思ってしまうから食べれないんです。
私は、生の玉ねぎを食べるのが嫌いです。火を通せば食べれるんですけどね。
別に小さい頃に、生の玉ねぎを食べ過ぎたということがあったわけではないけれど、あの食べた後の苦味が口の奥に残るのが嫌なんです。
この玉ねぎを食べるか食べないか。
生姜糖を食べるか食べないか。
それを選択しているのは、『顕在意識』です。
でも、この『顕在意識』は、過去の記憶のデーター『潜在意識』から動かされていると言うことです。
あなたが今、選択したのは自分の今の意思だと思っていることが、実は
あなたが生きてきた人生で経験してきた記憶、その時に感じた感情に影響されている。
と言うことなんです。
それが何なの? ですよね。
生の玉ねぎを食べれなくても、生姜糖を食べなくても、生きていける。
その通り
ただね、このパターン、自分の生き方に影響してるんです。
あなたは、どのパターンですかね?
外食する時、いつも同じ店で食べたり、その店で食べるメニューも同じ。
あぁ、同じでもまったく問題ないんですよ。だって、その味を食べたかったんですよね。
でも、もうひとつのパターンは、
新しいことにチャレンジすることを恐れる。と言うパターンです。
いつもの店で、いつものメニューを選び、いつものように美味しいと思えた。
これは、逆を言えば、初めての店で、初めて食べるメニューで、まずかったと後悔したくないと言う気持ちからきているのかもしれません。
でも、とてもチャレンジャーな人は、直観で「あ、ここで食べよ。」とドアを開け、メニューも食べた事もないものを選択する。
こういう方は、不安より興味や好奇心が強く、何でもやってみたいと言う方だと思います。
でも、逆に言えば、飽き性で、じっくり考えたり腰をすえることができなくて、女性も1人に決められない・・・てなことにもなるかもですね。
何かうまくことが運ばない。
思うようにいかない。
こういう時は、ストップです。
必ず、自分のパターンがあります。
でも、自分では、どんなパターン=癖があるのかわかりません。
だから、人生ゲームの攻略本 ルール4の『鏡』を使います。
必ず、うまくいかないときは、『潜在意識』の中にある、あなたのパターン=『観念』があります。それを『鏡』に映し出すために、
ルール7 『質問は、必ず自分にすること』を使います。
① 「何故、うまくいかないのか、教えて。」と自分に質問する。
② うまくいかないことの原因に人が関係するなら、あなた自身がその人に対してどんな感情を抱くか、胸で確認してください。
③ うまくいかないことの原因にモノが関係するなら、そのモノがあなたに何を教えてくれているのか、胸に聴いてみて下さい。
この人生ゲームのルールは、相手を変えようとか、自分以外の何かのせいにする時は、発動しないようになっていますので、注意してください。
たまには、同じ店で、食べたことがないメニューを選んでみたら?
きっと、いつも食べてるのと同じくらい美味しくて、レパートリーが増えるよ。