「え~?! そんな気持ちで言ったんじゃないのに~」
「そんな事で傷つくわけぇ~」
「そんな言い方ってないんじゃない? 平気で人を傷つけるのね!」
全く、何の気なしに言っただけの言葉が、思わぬことで相手を傷つけてしまっている時があります。逆に、傷つけないように話そうと思って、言葉を選んで話したのに、結果的に傷つけてしまうと言うこともあります。
これは、人生ゲームの攻略本
ルール1の「与えたモノは、必ず返ってくる」
ルール3の「同じ周波数でなければ、出会えない」
ルール4の「鏡の法則」
に、当てはまります。
体には、恒常性(ホメオスタシス)という「今の状態を維持しようとする働き」があります。
今の季節のように、外が暑ければ汗を出して、体の中の温度を適温にしようとします。
おもいっきり走った後は、ハアハアと呼吸の回数を増やして、体の状態を元に戻そうとします。
これが、体の働きで、シーソーで言えば、どちらにも傾かない、フラットの状態に戻そうとします。どちらかに傾いたシーソーが戻れなくなった時、体調不良と言う形で表に出始めます。
でも、ある程度までは、なんとかやりくりしてくれるんですが、「もう、無理!!」となると病名がつくような病気になってしまいます。
これは、体だけではありません。
『心』も全く同じなんです。
①相手を傷つけてしまう人は、自分の中にも傷があって、自分の傷を触らせないようにするために、先に相手を傷つけてしまう。いわゆる、自己防衛です。
本人は、冗談で言っているつもりで、逆に冗談を言って相手を笑わせようとしたことで、相手を傷つけてしまう。もしくは、本当に傷つけたいと思って、その言葉を言う。
②逆に、いつも傷つけられてしまう人は、自分の中に傷ついた記憶があると言うことです。
③また、誰かを使って相手を傷つける人もいます。
「私が言ったんじゃなくて、〇〇さんがそう言っていた。」とか、「私がそう言ってたって言わないでね。」など。
これも、自分が傷つくのを恐れていることからくる行為です。
①~③は、いずれも、人生ゲームの攻略本の、ルール1・3・4で起こっていることです。
「与えたモノは、必ず返ってくる」
傷つければ、傷つけられる。
「同じ周波数でなければ出会えない」
同じように、心が傷ついた経験がある。
「鏡の法則」
自分の心は、相手を使って鏡に映し出される。
傷つけた人も、傷ついた人も、他人を使って傷つけようとした人も、必ず自分が傷つくことになります。
だけど、これがチャンスなんです。
もう、誰も傷つけたくないし、傷つけられたくもない。
相手がどうのこうのって言いまくってしまったら仕方がない、少し気持ちが落ち着いたら、
自分自身と話しをしてください。
「あなたは、どんな傷ついた経験があるのか?」
「その時、本当はどう言いたかったのか?」
「その時、どんな我慢をしたのか?」
思い出せたら、「これを思い出すために、彼女は私にあんな事を言ってきたんだ。」と言うことがわかります。もちろん、相手の人は、あなたの心の中を知るはずはないんです。でも、
同じ周波数を持っていれば、お互いを引き寄せあう。共鳴・共振です。
このことに気づかないと、再びどこかで同じように傷つけられてしまいます。
自分でバンドエイドが貼れる程度の傷ならいいのですが、あなたがそれに気づかないと、どんどん傷は深くなって、お医者さんに行かなければならなくなります。
どうしても、傷ついた記憶に辿り着けなかったら、自分に質問してください。
人生ゲームの攻略本 ルール7を使います。
「私が、傷つく理由を教えて!」
そう自分自身に質問してから、誰かに相談したり、あなたが行きたいと思う場所に行ってください。あなたが読みたいと思う本を読んでください。あなたが聴きたいと思う音楽を聴いてください。これは、ルールですから、自分に質問せずに、誰かから回答をもらおうと思ってもそれは答えになりません。それは、テストでカンニングをして、自分が100点をとっても何の意味もないのと同じです。
必ず、自分に質問すると、答えは返ってきます。
それは、今すぐではないかもしれません。明日かもしれません。3つくらい色んな出来事が起こって、やっと気づく答えかも知れません。
それでも、あなたが本当に真剣に質問すれば、このルールは発動します。
あなたが、もう傷つきたくないし、傷つけたくないのなら、まず最初に自分の中にいる傷ついた自分を見つけてあげてください。