この世界を、ビルに例えたとします。

 

 

 1階には、1つの部屋しかありません。

 

 2階には、2つの部屋しかありません。

 

 3階には、3つの部屋しかありません。

 

 4階には・・・と、上の階に行くほど、部屋は増えていきます。

 

 

 あなたに今何か問題が起きて、悩んでいるとします。

あなたは、1階にいます。

 

 1階には、ひとつの部屋しかないし、そこに存在する材料しかありません。

そこにいる人も入れ替わることなく、同じ人がいます。

 

 同じ材料、同じ人、同じアイデアしか浮かびません。

みんなで何度会議を開いても、結局は堂々巡りで、もとに戻ります。

 

 でも、この1階にいる人たちは、2階があることを知りません。

2階には、今あなたが問題としていることが解決できる、人や材料やアイデアがあるのですが、誰も知らないんです。

 

 でも、みんなが一生懸命にその問題に取り組んでいると、1人の誰かが言います。

 

 「あっ!!

 

 そう、ひらめいたんです。

 

 すると、今まで1階にいたみんなが、一瞬のうちに2階に大移動しました。

そこへ来て、初めてあなたもみんなも、2階があったことに気づきます。

そこには、1階で問題になっていたことが、簡単に解決していきました。

 

 でも、またあなたは悩みます。

 

 今度は、階段があることに気づき、この階段を登ると言う「行動」に出ました。

 

 また、上の階に上がることができ、解決していきます。

 

 今度は、ドアがあることに「気づき」、ドアを開けると、上の階に行くことができ、あなたの問題は解決していきました。

 

 そして、あなたは下を見ます。

そこで初めてあなたは、下に世界があることを知り、下の様子を眺めることができるようになりました。

 今までは、この曲がり角を曲がったら、いったい何がやってくるのかわからず、不安で不安で目先のことしか考えられなかった。

 でも、あなたは上の階から下を見降ろすことになるから、あの角に何があるか、車がどこからどんなスピードでやってくるのかが見えるようになりますから、不安や恐怖というものがなくなり穏やかに今ある世界を楽しむことができます。

 

 今、あなたが悩んでいること。それは、今のままでは解決しないんです。

 

上の階に行く方法は、

 

1. 「ひらめいた」自分を信じて、そのひらめきを行動に移した瞬間、上の階に行ってます。

 

2. 今、悩んでいることに真剣に向き合って、もうこれ以上無理!って思うほど悩んだら、

  「解決方法を教えてよ!」と、頭の中で叫んで、悩みと全く関係のない別の事をすると、

  「あっ!そうか!」 と答えが浮かんだ瞬間に、上の階に行ってます。