※このお話は個人の妄想(BL)であり、実在の人物・団体とは一切関係がありません。


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目が覚めて……
隣を見たら、、しょおくんがいなくて。


「何時なんだろ……」


俺はぼそりと呟いて、ベッドサイドの時計を見る。


針が指している時刻は、、朝の10時を過ぎていて。


「うわっ……
こんなに寝ちゃったんだ……」


そりゃしょおくんいないに決まってるよ……。。
とっくに仕事に行っちゃってるよね。。


つか、相変わらず独り言がデカい俺。。(恥//)
しょおくんがいなくて良かったかも。。


でも眠り込んでしまってしょおくんに申し訳なかったなぁ。。
せめてお見送りはしたかった……。。


そんなことをぐずぐずと思いながらサイドテーブルのチェアの背にかかってあった俺の服に目をやる。
きっとしょおくんがかけておいてくれたんだろうな……。。


……まぁ、、脱がしたのはしょおくんだけど……(//照)


椅子の座面には俺の着ていたTシャツが一応たたんで置いてあって、、お世辞にも綺麗なたたみ方とは言えないけれど。


きっと家事が苦手で、、多分不器用なしょおくんが頑張ってたたんでくれたんだろうなと思うと、、なんだかそれだけで心がほっこりしてきて。


そしてテーブルの上にはメモが。


 
おはよう。
仕事に行ってきます。
家の中にあるものは何でも自由に使っていいからね。
1人にしてごめんね。




突然家に押しかけたのは俺だし。
しょおくんは今日は仕事ってちゃんと聞いてたし、、謝る必要なんてないのに、、
しょおくんはほんと、どこまでも優しい。。


……って、、とにかく。
家の中にあるものは何でも自由に使っていい、って書いてあるし。
お言葉に甘えて、まずはシャワーを浴びて、、洗濯もしよう。
自分の雨に濡れた服も洗いたいし、何よりこの、、ぐちゃぐちゃなシーツをどうにかしなきゃ。。(恥恥////)



―――――



「ただいま」


「あれ?
しょおくん、おかえりなさい。
早かったんだね?」


玄関の方で音がして。
こまごまとした家事の手を止め、玄関先までお出迎えに行く。
まだ夕方の6時にもならないくらい。


「ふふ。
早く潤に会いたかったからね……」


翔くんのカバンを受け取ると、素早くほっぺにキスされて。


「あー。
家に帰ってきて、、潤がいる幸せ。
たまらないよ……」


しょおくんが俺を抱きしめて深呼吸している。。



「な、なに言ってんの。。
てか、1人でしょおくんの家に勝手にずっと居座っていてもいいのかなってちょっと不安だったんだけど、、
でも鍵を借りていなかったから、、居させてもらうしかなくて。
戸締りせずにここを出るわけにもいかないから……」


「実はね、、
合鍵置いていこうかとも思ったんだけど、、敢えて止めたんだよね。
潤に帰ってほしくなくて」


「ええっ?!
そんな思惑があったのっ?!」


俺は驚いて目を見開く。


「へへ。
どうしても今日もまた、、仕事終わったらすぐに潤の顔を見たくて。
鍵が無ければ責任感の強い潤はきっと、、うちにいて留守番してくれると思ったから……
潤は今日は何の用事もないって言ってたし、、つい。。
わがままでごめん……」


翔くんは俺の方を見てバツが悪そうに小さく笑った。