本日4つめのお話です。
ひとつ前に「うたかた」4.5（傍流–番外編）上
ふたつ前に「キミの夢を見ていた」14
みっつ前に「CONFUSION」26があります。
よろしくお願いします。
「Shake it！」前話はコチラです
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はぁ…。。
さすがの俺も、今日は講義が頭に入らなかった…。。
スマホがある時代で良かった…。あとで録音した講義の内容をレコーダーで確認しよ。
てか、、
東京で仲良くなった2人が両方ともゲ イって…。。
（いやバイ？だからどっちでもいいってか…）
都会ってそうなの？それが普通なの？
いや別にマジで偏見とかじゃなくて…。
だって。
もともと潤にその、、キ スとか、、色々されたけど、、全く嫌悪感を感じなかった、し…。
…。
それに。
俺今ちょっとイライラしてる。
相葉が言ってたあの言葉。
潤に、『身 体 の相性は悪くない』って言われた、って。
それってつまり…潤と相葉は…。。
…。。
考えるとますますイラつきが酷くなるのは何でだ…。
…。。。
てか、、男同士ってどうやるんだろ…。。
思わずスマホで検索しまくってみる…。。
…。。。
ほ、ほう…。。
おぉう…。
そ、そんなところに…。。
怪しげなサイトばかり開いたのでウイルス感染してないかとちょっと心配になっていると、メッセージが飛んできてポップアップが開いた。
MJ:大学終わった？
MJ？
MJって誰？
そう思いながらメッセージを表示すると、アイコンには遠景の潤。
ああ、そういやクラブで連絡先交換したっけな。
Jって潤のJか。
ってことはMって名字のイニシャルか。
名字なんなんだろ…。
そんなこと考えてるとメッセージがまた届く。
──しょおくんのパーカー綺麗になったよ。
コーヒーのシミ抜きもしたし。
取りに来て♪
シミ抜き…。
潤って本当にマメだな…。
なんて思いながら、相葉の言葉が頭をよぎる。
『潤くんに洗濯なんてしてもらったことない』
それを考えると、俺は何故か不思議な優越感が湧いてくるのを感じてしまって。
…。
何だそれ。
俺おかしいな。
たかが洗濯くらいで…。
潤のメッセージを見ながらぼんやりしてると、立て続けに届くメッセージ。
──もうっ！しょおくん！
既読スルーしないでよっ！
潤がむくれているのが想像できて思わず顔がほころぶ。
てか、なんで文字なのに舌足らずなんだ？
俺は返事を打つ。
──ごめんごめん。でも俺、潤に借りた服まだ着たままで、洗濯してないから…
そう送ると、すかさずリプが来る。
──洗濯なんてしなくていいよ。
その服、普通に洗濯すると良くない材質だし。
大学終わったなら早く来て？ね？
必死な潤がなんだか可愛くて。
俺はそのまま潤のマンションに向かうことにしたんだ。